精密彫り玉

精密彫りはどんどん値が上がって手に入りづらくなってしまった素材の一つ。

普通の羅漢彫りでも彫る人がいなくなったということで、廃盤になってしまった玉も多い。ちなみに国内の骸骨彫りはすでにアウト。良かったのに。ほんとにやりにくい。。。気に入った素材が次から次になくなっていくのは寂しさすら覚える。

「在庫でとっておいたのがありました」と、さっき材料を持ち込んでくれた。即いただくことにした。

羅漢彫りの中でも一番めんどくさい手のかかる透かし彫り。自分で彫ってみたらよくわかる。二次元の中にレリーフするのは案外手はかからない。それが三次元になると・・・こんな厄介なものはない。玉である以上玉、球になっていること、それが彫り上がった時に同じ形状であること。が、必要条件。

彫りも絵柄が始発と終点がきっちり合わないといけないし(それが三次元的に繋げないといけないということなど)、中刳りも丁寧にしておく必要がある、等など。

大玉の精密彫りは殻が薄いので取り扱いに注意が必要だけど、見ていて飽きが来ない玉だ。

ただ、注意を怠るとパキン!と割ってしまうのが難点。その難点が好きという方もいるわけで、そんな方のために素材はとっておかないといけないと思ってストックした。

27玉ですが、腕輪に使えます。どうしようかなぁ。。。
18玉用の精密彫り。
18玉用の精密彫り。