天賦とは

おはようございます😃😃😃朝ドラのエールが実質今日で終了。ちょっぴりロスとなる。

主人公の懐古の中で音楽が内側から溢れてきて譜面に写すだけなんだ。

若い学生(まぁ学生は若いか・・・)が、隠遁し音楽から遠ざかっている主人公裕一の家を訪ね、どうして新しい曲を書かないのかと、問い詰める場面があった。裕一の一言「音楽は頭の中であふれ出ている。でも余生は自分の中で楽しみたい」という件に、ふと僕の好きだった新宿のお寺の庵主さんを思い出した。

庵主さんは音楽家ではなかったが旋律が天空から燦々と降り注がれ溢れ出す人だった。

音符も書けない中、小学生用の楽譜に女学校時代の音楽の授業内容をたぐりなががら、つたなくも譜面に落していった。

書き留められなくて何曲も無駄にした。一流の作曲家、声楽家、文化人を驚嘆させる音律を生んだ。洋の東西をも越えて感動させた。

天賦の才能とはそういうものなんだなと傍から見て教えられた。

神仏を越えた超宗教の曲作りだった。ゲーテの詩をのせることもあった。子供向きの曲に特に熱心だった。もう十年早く世に出したかったと本人は事あるごとにTONに漏らした。崩れいく現代人の情操に警笛を鳴らしたかったのだろう。天才とは頭の良い人を指す言葉ではない。天から与えられた、預かった才能ということ。そうしたものはやっぱり世の中に出さないといけないんだと思う。

あなたにとっての天賦の才はなんでしょうかと問われてるみたいだった。さ、今日もがんばろ。

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