沈香の香合 久しぶりに面白いのが出ましたね。

最近の沈香の細工物って原木がなかなか良質のものに恵まれないので、とても出品できるものが手に入りませんでした。

沈香好きのTONとしては欲求不満も甚だしいところ。

でもね、先日の沈香腕輪の入手に始まって若干光明が見えてきたというのか、たまたまなのか、、、「おもしろい!」と思う材料が巡ってくるようになりました。

こういうものって思い切りが大切。あの時入手してけばということだけは避けたいと、コロナ禍で売上の厳しい中なれど、入手しました。目玉が出るような金額ではないのだけど、こういうことって厳しい空気の中で巡り合うものなんです。

さて本品です。

人口木を輪切りにして輪切りを二枚重ね、間に(空間に)お香(刻み香)を詰めれるようにしたものです。

これで35gあります。

もう一個、違う表情の香合です。

こちらは23g少し軽め。ですが沈香の香りはぷんぷんです。

幸せ~~~~~~~~。

やはり多いかな

今年はGoToの影響もあるし、なにより弘法大師の記念行事(弘法大師号を醍醐天皇から授与(延喜21年:921年10月27日)いただき1100年の記念の年を迎える)ということもあって、コロナで悪影響を被るかと心配しましたが、恙無いようです。別格20番札所で出されている腕輪の制作もコツコツ制作が進みました。

これは結構気を使うのです。順番があるし、上下があるし。編み込みがない分楽そうに見えるけど、案外なのです。。。

早朝の一コマ

隅田川から押上に向かって引き込む大横川の最下流に枕橋が架かる。

鬼平犯科帳には時々描かれる。この橋のたもとには蕎麦屋が長く営業をしていた。ついぞ一度も入らないまま暖簾を下ろしてしまった。今はそこからスカイツリーまでの高架下を利用してブティックなどのこじゃれた店が軒を連ねるようになって当時とは覚醒の感が否めない。

隅田川の合流点には逆流防止用の門扉がいかにも景観にそぐわないいかついイメージ、存在感を放っている。まぁその内側の溜りには、どこでも泳げればいいのよとばかりに、カモの親子がのどかに浮かぶ光景と遭遇することがある。水が浄化されて、気持ちいいよーって言い合っているようにのどかにぷっかりぷっかりと漂っている。けっして泳ぎたいというのではないが。。。

墨田区役所を右に見ながら進むと庁舎の裏側に回り込みながら下りとなる。桜の時期は花びらがピンクの絨毯となる。短いながらもTON的には桜坂なのだが、紅葉の季節はその桜が葉を落とし、そこに朝日があたりでもすると、えも言われぬ美しさを醸し出してくれる。

桜橋まできたらいの一番に銀杏の黄色が目に飛び込んだ。

ついこの間まで青々していたのに。一昨日までは気がつかなかった。

もう少し右に首を振ればスカイツリーが映り込むのに全く気にならなかった。

あの人工物がめ新しい風景とは思わなくなってしまったんだなぁ。

ケヤキの赤もなかなか彩が美しくて新緑のケヤキの風景同様大好きなTONなのだ。

どうするとこんな色合いに仕上がるんだろう。数歩歩いちゃぁ立ち止まり、数歩歩いては止まる。前に進めない。

おまけ。

猫を追っ払う鳩たちの群れ。。。

浅草のそら