リトマス紙

昨日、ずっと長らく合っていなかった大先輩からLINEが入った。
何事かと恐る恐るだが意を決してLINEを返してみることにした。
僕が一行書く間に10行が還ってくる。
いろいろ情報交換をしながらこの人ならもしかしたらと切り出した。
とても大切ながらもずっと連絡のとれていなかった友人(共通の友人だったので)。その消息を知りたかったのだ。

アメリカをこよなく愛し、仕事の合間に横須賀の米軍基地の将校の家のお手伝いをしてまで生きた英語を身につけて準備をしていた。準備の完了するやいなや、周りの声を聞くまでもなくとっとと渡米してスパニッシュの方と結婚した。
一途で気持ちがクリアで話しているとこちらの心のねじ曲がりを修正してくれるそんなリトマス試験紙みたいな人だった。
渡米してからは文通が唯一の情報交換の時代。こちらも会社を興したりバタバタしていている間にわからなくなってしまった。何年も前から連絡の方法を模索していたが全くわからずのまま無駄な時が過ぎシしている間に今回のLINE。調べてもらうとなんと10年前にこの世を去ったとわかった。ガンだったと聞いた。正直落ち込んだ。
そして気づかされた。思うことはすぐにやりなさい。後悔をしないため。
思いをいつまでも引きずってはいけない。
一期一会を常に実践しなさい。
そんなことなんだと思ったのだ。

あなたは今でもリトマス試験紙でいてくれているんだね。

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