浅草のそら

今日は用事があって故郷の横浜に足を延ばした。
生まれは本牧で海の近くだけど、小学校に上がる前に六角橋のどちらかというと農家の空気が漂う街へ引越し、の後またまた市内の下町(東京の下町とは違う空気を持つ)に引っ越すわけで、どっちに転んでも横浜という土地からは終生離れないだろうと、とことんこの土地の水を楽しんでいた。故に箱庭のような旧市街は目をつぶっていても(流石に無理だが)目的地には勝手に足が向かうことができるほど愛した。市内電車に乗るお金がなくて電車道をテクテク歩いていたのが小学時代だったこともあってか電車の走る通りには子供の心に郷土愛をすり込むにはちょうど良かったのかもしれない。
そんなことで久々に関内から馬車道を往復し日本初の鉄の橋、吉田橋(跡)を渡り(渡ったつもり)伊勢佐木モールを歩いた。
見えるはずのないのに僕の子供のころの幻が行く先々に先導してくれて、足がさっぱり前へ進みやしないじゃん。
そんな不思議な一日でした。とさ。