高校2年の長男と腕相撲をした。
去年の暮れにも同じように勝負だと言い出し、
急に手を組んできたものだから
不意を食らって見事、負けてしまった。
子供に負けるなんて、コンチクショー!
悔しさと若干の嬉しさが半々。
上さんは笑っていたが、男って案外本気さ。
本人は、悔しさをかみ締めていたのだ。
今度は、こちらから勝負をかけたのだ。
速攻で、負かしてやろうと組みふした。
97%まで組み伏した。あと1cm。勝利は目の前。
すると、敵は背水の陣をしいて、持久戦に持ち込んだ。
あれ?つぶせない。
96、95、94、93…エネルギーが減っていく。
僕のカラータイマーは「赤」。
力はどんどん抜けていくのがわかる。
比例して、ぐいぐい腕が持ち上げられる。
あ。もうダメだ。
「持久戦になったら勝てないよ」
悔し紛れの一言だった。
今度は左手で勝負だ。
子供は親の背を見て育つ。
親の背を見せるということは、親はいつも子供の前を歩かなければなりません。
子供が小中学生の頃までは、体力的に勝り、かろうじて前を歩けますが、高校生ともなるとブッチャケ体力勝負は無理。
子供は親の背中を指針に歩いてきたのに、この年令になると急に親の背中が見えなくなり、道を誤ることがある。
体力がだめでも知力・努力・財力・経験値を武器にして、子供の前を歩くことができます。
そろそろ息切れがしてきた私ですが・・・