8月盆が目の前で、目が回った。
いつもだと7月盆は忙しいけれど、
比較的今の時期はのんびりしているのだけれど。
外人さんが、相変わらず多い。
その方々がプラスされるからなのかなあ。
そんな中、カイロの草分けの、おばあちゃん先生が来店された。
おばあちゃんなどと言ったら蹴飛ばされるだろう。
肉体年齢から言えばそういう尊称になるのだが、全くふさわしくない。
とにかくパワフルばあちゃんなのだ。
「何かお話し聞かせて下さい」と、お願いすれば
遠野物語から昔話を現地語で語ってくれる。
そう、岩手県遠野のお寺の娘さんなのだ。
ちょっと前には、横暴な若者を投げ飛ばした武勇伝を持っている。
今でも、やりかねない気迫は充分ある。
「さよなら」と、店を出れば、あっという間に見えなくなる。
遠くで振り返り、人混みで見えないものだから、
ピョンと飛び上がってバイバイをする。
忍者ハットリ君みたいだ。
昨日も患者さんが夕方から6人来院されて
終わったのは10時過ぎだったとか…
そして、今日も朝から縦横無尽に東京を歩き回り
患者さん宅を訪問する。
140cmと超小柄な体のどこにそんなパワーがあるのかと思わされる。
「おいくつになりましたっけ」
「84歳よ」と答えられた。
でも知っているんだ。実はね。
本当は86歳なんだってことを。
あ!これが若さの秘訣なんだ。
と、思った・・・