灯台下暗し

と言うより、医者の不養生と言うほうがふさわしいのかもしれない。

この沈香腕輪を付けだしてから、かれこれ20年は優に超す。

時々行方をくらますことはあっても、ずっとお付き合いしてくれている。
香りは相変わらずだ。

まじまじ見ると・・・・

「あれ?」

「まずいよこれじゃ」

ご覧のとおりボサの大きさに対して衣ゴムの太さがアンバランス。
ボサ穴にゴムがめり込んでしまっている。

いつボサが飛んでいってもしれない事態に陥っていて念珠くんもヒヤヒヤものだっただろう。。。

「お客様の念珠はあーだこーだと御託並べるのに自分のはどうなの?」

と、腕輪がそっとささやいた。

教えてくれたお礼に久しぶりに模様替えしましょうか。

極太ゴムはこんなに太さが違います。

ちょっと念珠に色気はないなと思いながらも、ちょっと色を足しまして、金茶のゴムとコンビニしました。少々若くなった感じです。

さぁできあがり!

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