富士山

富士の麓に見込みのお客様を訪ねる。
せっかくここまで行くならば…
富士のお山が手招きした。

朝、空を見るとまあまあの天気。

ユーミンの歌は、こんな光景かななど今の世代の人には
ちょっと、謎かけのようなことを思いながらひたすら西に急ぐ。

中央ハイウェイ♪

レンズ雲。
UFOが隠れているかもしれない。

20代中盤が最期の登山だったけど
今度登るのはいつのことやら。

南アルプスがよく見えた。

行きの慌しさと一転して、
帰りは、高速を使わずに帰ろうと地図とにらめっこ。

山中湖から道志街道が延びているのに気付いた。
自転車で散々走った慣れた道。郷愁に駆られて決定した。

5合目の涼しさと打って変わってうだる様な暑さの中、
富士急ハイランドのコースター群を横目に
「絶対乗らない」と心によぎりつつ、
山中湖西岸を通って、道志道へと歩を進めた。

僕が自転車で走っていた頃は、全線砂利道で、
たまに農家の軽トラとすれ違う川沿いののんびりとした田舎道だった。

途中には、日の出屋というランプの宿があり、
いのししを食わしてくれた。
何度か自転車仲間と酒宴をしたのを思い出す。

その想い出の館を探すが記憶が搾り出せない。
だって全線舗装、二車線、道の駅…とあんまりにも変貌し、
想いの糸がたぐれない。愕然とした。

30年ってやはり長い。
改めて気付かされた格好だった。

月の神様のプレゼント

月だ月だ、満月が見たい。

と騒いでいても、一昨日の夜半から雲が空を覆い、
昨日は、おまけに雨まで降らせてくれた。

あ~こりゃあいよいよあかんわ・・・
半ば諦めていた。

仕事を終え、今日の食材を近くのスーパーに買出しに行った。
その帰り道、信号待ちしているさなか、ふと見上げると、
雲の流れが恐ろしく早い。
空を覆っていた雲が、どんどん吹き飛ばされていくではないか…

と同時に、薄ぼんやり、

だんだんとまあるく。
そしてついに!

夜のアサヒビールが遠望できます。

携帯のカメラだと、絞ってもこれがせいっぱい。月のしなやかさは映しこめない。けれど、突然のプレゼントに思わず…

ワオ~~ン

いや、現状の体型からはポンポコかな。

街角(まちかど)哲学者

いわゆるホームレスなのだけれど
毎日行き来する歩道で何故か目が合う。
目が合うと、

ブツブツ・ブツブツ・ブツブツ・・・・・・
と、何かしら口元が動く。

機嫌のよいときは、亡き東野英二郎(初代水戸黄門のね)ばりの
深いしわに隠れた目をさらに細くしながら、ニッコリ笑い返す。
憎めないどころか何か深いものすら感じてしまうのだ。

よく刈り込まれた頭をツルンとなでながら、
また思いにふける。

ときどき携帯で連絡を取っているのを見かける。
このおじさんは何者じゃ?
と、思ったものだ。

今日も浅草の路上が寝床となるのかな…


僕と同じニャン

ここまでやるか…

また、ひとつ試験体が増えました。

今度は、星座占いの象徴。

ぼくは、しし座なので

ただね、うちは念珠屋さん。
星座と関連はないこともないけれど(北斗信仰などで)
どうしようかと迷ってしまう(^^;

まあ好きなものは、しかたないかな…

こういうつくりもあります

五色を意識した房の制作。
中糸は五色紐

ボサ下から五色の各色の単独糸を足して
編みこみして完成。
どうしても中糸の処理上編部分が太くなってしまう。

でもどうしてなかなかの仕上がりでした。

全体はこういう感じに仕上がった。

浅草の空

秋雨前線はずーーーと南に行ってしまっているから
すっぽりと高気圧に覆われている。

しばらくは秋らしい青空に恵まれるかな。

ひやひやの夢なのだ・・・

また夢の話。

毎日わくわくドキドキの夢ばかり続く。

一昨日は、スキーですべりまくっていた。
数十年滑っていないと言うのに。
最期にはジャンプまでして、スリル満点の夢。

昨日は、怪獣に追いかけられる。
しかも、等身大ときた。
大怪獣なら、ドシンドシンと来ている間に、
鼠のようにどこかに雲隠れもできるだろうけれど、
同じ目線で追いかけられると、徹底して逃げ切るか、戦うしかない。

外ではワーワーと人の逃げ惑う喧騒さの中、
僕はと言うと、どこかの教室にバリケードをこさえて、
数人で侵入をふせいでいる。
いよいよ怪獣に見つかった。手が出た。尻尾が見えた。
まさにドアを突き破ろうとしたぎりぎりの段階。

「もう戦うしかない」

ようやく腹を決めた。

目が覚めた。

頭の上でテレビが付けっぱなしとなっていた。
どうりでうるさいわけだ。

この間観た映画が悪かったかな、「トランスフォーマー」
観ながらこれは夢に出そうだと予感が走ったけれど、
案の定ロボットが怪獣に変化して第二部を堪能させてくれた。
単純な男やなあ…

妙見大菩薩の香合仏

以前の作でありますが、
愛着のある一作です。

「妙見大菩薩」

ミニの香合仏で一発勝負でしたが、
一期一会を絵で書いたように
親しみやすく彫ってくれました。