商売は長く誠実に
今日おもしろいお客様がおみえになった。
ご来店してからずっと念珠の玉を見比べ、触り、あれこれ物色していらっしゃった。中堅どころのお坊さんというところ。今は手に入らないバラ根の尺二寸の仮通しの玉に興味を持たれ、TONに尋ねてこられたところから話が始まった。
同じ場所にかかっていた他の玉にも興味が移り、一つ一つお答えした。星月菩提樹がよい玉だというところから、以前にうちから古星月の本連を頂いたんですよと言われる。みかん玉のものは、はるか前に入荷して振分に仕立てた記憶がある。しかも100年以上前の染めていない星月菩提樹の珠が運良く手に入れたものだろう。
そんな話をしているうち念珠に興味を持つきっかけは念珠堂なのだと言われる。
え!
自分が中学生の時にこの念珠堂に来て、店長と話をしたのがきっかけで興味を持ったとのこと。。。ますます、えーーーー!
それからもちょこちょこ電話をしたり、来店されたりとめんどくさいことをあれこれ聞かれたのだそうだ。そのたびに丁寧に細かく答えてくれたのだそうだ(TON本人は忘れてる・・・汗)
中学生相手に真面目に答えてくれたことに心が動いたと・・・
ある日来店すると、店長が五色房の念珠を作っていた。自分でも作りたくなったということから、お坊さんの道に歩みだしたということなのだそうだった。
今はどちらにいらっしゃるんですかと聞くと、横浜にある観音霊場の古刹に20年お世話になっているという。
またまた「えーーー!」
そのお寺はTONが小学生の時には遊び場にしていたお寺!
懐かしくもあり、苦くもあり、楽しくもありの詰まった土地だったのだ。
不思議な縁だなぁ。。。。
「お客様とは一期一会」
店を作ったときのTONの標語なのだが、改めて今日、確認しなおさせていただいた。
浅草のそら

例年の寒さになりました。。。
浅草のそら

この一週間は曇りばっかり。。。
今日は、成道会。
お釈迦様が悟りを得た日であり、仏教徒にはとても大事な日です。
キリスト教徒が人口の数パーセントの日本なのに、クリスマスがすっかり定着している。よくよくかんあえて見るとおかしな話だ。
ぼーと生きてるんじゃね~よ。。。と言いたくなりはしないが、子供時代はプレゼントをおねだりしたり、年に二度だけのケーキ屋ご馳走を食べたりとその恩恵に存分にあづかっていたのだから突っ込めるわけがないではないか。
ただ・・・キリスト様のお誕生日は盛大に祝って、仏教に深い恩恵を頂いてる仏陀には余りにも冷たくはないかの~という素朴な疑問からの思いなだけだ。ま、イエス様が洗礼者ヨハネに洗礼を受けた日を祝ってもらっているかといえばそんなことないのだから・・・痛み分けということだろうかな。
浅草のそら
案外知らないこと・・・なんだなぁ今は。
和ろうそくは、燃える炎がとても綺麗である。
炎のゆらめきに陶酔する。そんな人気のある商品の一つである。
だけれども・・・取り扱いを知らないばかりに、不良品と思われて苦情をいただくこともある。
今は洋ロウソク、つまり石油系の材料を元に細い糸芯を通したものが主流で、一度火をつければ安定した炎が最後まで保たれる手間のかからない優等生しか知らない方が多い。
和ろうそくはそうはいかない。和紙を細く巻いたものを芯に使用して溶かしたハゼの実の蝋に何度何度も浸して太らせていく。
洋ロウソクと比べると比較にならない太さの芯が使われている。
また、芯自体も和紙を巻く関係で中空となる。ということは煙突効果で蝋燭下部から空気を吸い込むということだ。その空気の供給で着火した炎にふいごの原理よろしく風が送られる。そのために和ろうそくの炎は大きい。
初めて使われる方は炎の大きさにまず驚く。そして消えにくいことにまた驚くことになる。
問題は、火をつけて放っておけば紙芯は炭化する。炭化した芯は空気の通りの邪魔になるし炎の原料の蝋を吸い上げられなくなってくる。解決方法は、燃え残った炭化した芯を取れば済むことなのだ。
∴ゆえに、芯を切る作業が和ろうそくにはついてまわるということ。
良い明かりを楽しむためだもの、手間を惜しまないで欲しい。



安全に使っていただくためにも、和ろうそくの特徴を知って文化としての和ろうそくを大切にしたい。
何とも言葉で表現できない、和ろうそくの炎のゆらめきを楽しんでいただきたいものだ。
浅草のそら

つい・・・調子に乗りました。
と言うべきか・・・・

浅草のそら

浅草のそら




