最近の傾向なのだ。。。

念珠は私の使ったものはどうしたらいいでしょう。とか、親の念珠はどうしようかと言った相談の時は排気することは大体においてお勧めしない。

仕立て替えしてでも後の人に残してあげたらどうですか。がTONの答え。

こちらから勧めなくとも、最近は持ち込まれることが多くなった。

最近知り合いの念珠を仕立て替えした。

水晶振り分けの8寸。片手にして二連作って欲しいとのこと。

相手が8寸と玉が小さいので、二連といっても玉は余らずにぴったりできる。

ただ、天玉は一方のほうにはラピスを入れてとのご要望。

製作途中は省きましたが、結果はこういう感じに。房も元々付いていた房を外して再度利用した。これならどこに出しても恥ずかしくないよね。

沈香腕輪

沈香の大玉もこれが最後になってしまいました。

最近流通するのは真っ白けばかりで木肌の面白さに欠けるものばかり。

TONは沈香の良さは香りもさる事ながら、木肌の流紋の面白さだと思っている。

なんとかこのくらいまでは観賞に耐える。香水や漢方や彫り物の材料としてよその国に買い占められてしまうようでまともな素材が今度はいつ入るともしれない。残念だ。本当に残念。

念珠堂の守り 其の一

最近は周りが商品で塞がれてなかなかお目にかかれないとは思うのだけど、TONの師匠が店の守りにとくださった鬼瓦。

比叡山を開かれた最澄がご生誕された生家に建つ生源寺の鬼瓦。

瓦を新たに葺き替えるときに屋根から下ろした古いものだ。屋根に乗っていた他の相棒は全滅しているから唯一残された。生源寺の輪番をされていた師匠の師匠から譲り受けたのだ。

数百年の風雨や邪気から寺を守っていたんだね。。。。今はうちの守りとして鎮座まします。

灯台下暗し。。。

昨日お客様と立ち話をしながら、あ!そういえば以前制作していたなぁと思い出した。

というのも、アマビエの提灯が話題に上がったわけで、

鳥羽の石神社の話へと展開していった。

そういえば!ということで、改めて青メノーで仕立ててみた。

どうだろうか。。。