風情

連休に入ってからというもの
とにかく快晴がつづく。
台風一過といってもおかしくない。

少し汗ばむくらいではあっても
そこは、10月の風。
ここちよい。

20年以上お付き合いしてくださっている、
月島のS様にお線香をお届けに車を飛ばす。

今日は、
車検のため代車で借りてるミニカーだ。

小回りがきいていいけれど、
中年オヤジが運転するにはいささか可愛すぎ。

どうみても、「か弱い女の子が運転しているのだろう」くらいに思うのだろう。
案の定さかんに、他車からあおられる。

急な割り込みも飽きるほどやられた。
(女性はみんなこんないじめされてるの?)

割り込みながら、こちらの運転席を覗き込んでいく。
「ふとどきものめ」睨み返す。
ぎょっ!として慌ててる。

見たか!
だてに年取っちゃいないわい。

何だかんだありながらも
勝鬨橋際の都営住宅に到着。

老夫婦お二人で住むこの長屋も
今年いっぱいで取り壊されるのだそうだ。
ご主人が、複雑な面持ちでお話くださった。

「3年もすれば何十階建てのマンションに生れ変わるから
また帰ってくるよ」

でもね、壁一枚のお隣さんも
路地の陽だまりも、あくびをする猫たちも
どこかに行っちゃうんだよね…

ずいぶんできました新交通

車の車検で、強風の中、西新井まで。

日暮里ー舎人の新交通システムが
最後の仕上げに急ピッチで進んでいる。
電車男のbooは、興味深々なのである。

西新井駅になるのかなあ。


(日暮里方面を望む)

答えは
江北駅なのだそうです。

インド人もびっくり!

春のお彼岸と違い、
秋の彼岸は、いつも閑古鳥がというほどでもないけれど
ぺんぎん程度が、歩き回っている。

それほど、例年だと暇だよ。
と言いたいのだけれど、
今年はどうしたことか、天変地異か
忙しい。

ふらふらと、写真を撮る時間ももらえない。

外人客も目だって多いから、
やっぱり浅草観光のお客様が多いということなんだろう。

以前とは、明らかに国別の比重がアジアに偏重してきたのがわかる。
それだけ所得が増えたことなのだから、喜ぶべきことなんだろう。

なにやら、店の中央が騒がしい。
「oh-ペラペラペラ」
「aha-ペラペラペラ」

(なんじゃい騒がしいのう)

目は大きくパッチリと、皮膚は浅黒く、背は高く…
カレーの宣伝の容姿のお客様が数人。

(お釈迦様の生まれたお国のお方かい)

そう天竺からのお客さま。
当店の施本を手にとって
あーだこーだと言ってワイワイ盛り上がっている。

何ですかと純日本語でお聞きすると
「これはなんだ」と問いかけられる。
「ムディター」と応えると握手を求められる。

「あ!ムディターね」
先の施本の表題はサンスクリット語で「ムディター」
と書いてあったのだった。

インドの方には、お国の言葉なんだ。
「人の幸せを喜ぶ」の意だったことを思い出した。

何万キロ離れたこの日本に来て
「ムディター」にあえるとは、
夢にだに想像しなかっただろう。

僕とて同じこと。
またきてくださいね。

勉強会のお土産

NTTデータキュビット主催の勉強会に出かけてきた。

実は去年も、同じお題の勉強会に参加したのだが
この一年で、WEBの業界をとりまく環境の変化や、
実践店長たちの具体的な手法も盗みたいという思いもあったりで、
ぎゅうーっと、午前中に仕事を圧縮したが、実は、しきれず。

とにかく、けっそかえて飛び出した。

キッチンネッツの中田さんや
トンデンファームのトントンさんや
元成田夢牧場の竹田さん
といった、そうそうたるメンバーだったのだ。

聞くのは、おじさんが多かったせいか、講師陣もなかなか手ごわかったみたいで、
あのトントンさんですら、笑いを取るのに、てこずっていたようだ。

途中で仕事をほっぽり出してきたゆえ、勉強会が終わったか終わらぬかの間に
また走って帰る。

のんびりと後は、フリーだと言える余裕は、来ないものか。
魅力ある店長の参加する懇親会に
今日は出たかったなあ。

来るときは血眼で慌てていたので気付かなかったが
銀座も変わってきた…

ブランドのビルも進出ラッシュだね。
土地が安くなったからか。

ヴィトンもシャネルもはじめて見た。

ちょっと銀座らしい凝った看板だこと。

木村屋でアンパン買って地下鉄に飛び乗った。
月見あんぱんを買い損ねた。