線が単純なほど表現が難しい。
その最たるものが、弥勒菩薩だ。
100体作って納得のできるものは1体あるだろうか。
その一点に会えたら言葉にならない喜びがある。
仏像
八臂弁財天(はっぴべんざいてん)の小形です。
全高で13cm。とても小さく製作しています。
日本三大弁才天は、八臂です。
台座に格納スペースを持つ観音様。
以前の座型の観音様の改良版
格納スペースがあることから
分骨、貴重品、ペット用・・・などいろいろ考えられますね。
この観音様は16cm程度と小さいですが、
いろいろなサイズに製作したら、
新しい祈りの形になりそうな気もします。
お寺での位牌堂などにも応用できそう…
ちょっと季節外れだけれど…
お釈迦様
かわいいね。
好きな観音様のひとつ。
実にさりげないが、
実に哀れみ深い眼差しを見せる。
見ていて風の起こる像がいい。
さわさわと、気持ちよい涼風が
この尊像を一目見たとき感じた。
手のひらサイズなれど…
ここまで彫るのに1年近くかかってしまった・・・
最近の既成の彫りだと、どうももの足らず、
どうせ彫ってもらうなら、すこし凝った。
運慶の不動をモチーフにさせてもらった。
で、仕上がったのがこの作品。
白檀を駆使してもらった。
髻(もとどり)の形に特徴がある。
鎌倉時代以前の不動明王をこれでもかというほど
調べることになった。
左:苦行像 右:愛染明王
どちらもミニ仏です。
弥勒菩薩に見られるように単純な線で表現するものほど
難しい・・・・・・!
ガンダーラの苦行像にどこまで近づけるだろうか…
十三仏は、亡くなられて初七日、
ニ七日(ふたなのか)…
七七日(四十九日)一周忌…
と、それぞれを供養する仏様を一堂に会していただいたものが
十三仏。
ほとんど絵像(掛け軸)が一般的。
十三仏を仏像でそろえるというのは、
あまり聞いたことがありませんが・・・
あえて、仏像で表現すると…
こうなりました。
総高7cmの摩利支天
ミニ仏だけれど彫りは精密だ。