こういうのもあるでよ。

仏像・・・とは言いにくいけど、
当店の過去歴みたいなものですが、
こんなミニチュアも作ったことがあります。

鯱(しゃちほこ)

でも・・・
何に使ったんだろう・・・

身につまされる・・・

過去にお寺の要請で製作した。
お年寄りのボケ封じ観音。

ボケの言葉は使わなくなったから、
「認知症除け観音」とでも呼ぶのかな。

ボケ、認知症、物忘れ…
30代までは、全く考えもしなかったことだった。

「ぼけ封じ」と聞いても正直ピンとこなかった。
言われたから作った。が本音かな。
感想も何もなかったような気がする。

老夫婦が観音様に慕う姿…
ぼくの感受性ではそれが限界だった。

けれど、ぼくも人並みに50を越えた。

10歩歩けば、何しに来たんだっけ?
「あの時、あのことで、あれしてさ、どうなったっけ?」
その会話がどうなったんだっけ?

だいじょうぶボク?

となってきて今、改めてこの像に再び向き合ってみた。

しげしげ見てみていると、何ともいえない安堵感が沸いてくるのだ。

何!この感触。

すがる気持ちが素直に、

わっかるなあ…

いつまでも、頭脳明晰である必要はないけれど、
「せめて世話にならないで生活できるレベルは維持していたい」
親の口癖が、自分の口から漏れる。

歳を重ねれば、きっと誰もがそう欲するのだろう。

何百年も昔から、
きっと同じこと思っていたんだろうなあ…

やけに、胸に沁みるぜ…

こんなのも範疇です

唐獅子牡丹(からじしぼたん)も
うちの職人が作ると、こうなります。

彫りの深さといい、
バランスのよさといい、
表現力は、逸品。とぼくは思っている。

でも…頼まないのに、彫っちゃわないでね…

創作地蔵菩薩

大好きな地蔵菩薩
淡彩色、錐金を施して品よく仕上がっている。

けれどバランスのよさが真骨頂と思っている。

また手放したくない病が顔を出している。

「執着」とも言われるけれど…
わかって欲しいだけなのだ。

わからない人のもとには、お嫁に行ってほしくないだけ^^;



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できたのはいいけれど…

待ちに待った、納骨式地蔵菩薩。

箱を開けてビックリ!

ワ~ン・・・違うようううぅぅぅ。

考えていた仕様が、ちゃいまっせ。
どうしよう。時間がないって言うのに。
彫りはいいけどね。

今日は、踏んだり蹴ったり。
まあ晴れの日もあれば、曇りもありか・・・

活き活き

活き活きと自由闊達な、
見るものの心を自由にさせてくれる、
何かで充たされる、

そんな彫りが好きだ。