江戸期の仏像

元和巳未作となっていたのでざっと400年前のものとなる。
鐫あと荒い感じだったがバランスのとれた良い作だ。
江戸時代初期、不動講の信者の家ではないかとお聞きした。

今はこういう素朴ながら魅了する作風が何故作れないかなぁ。

自然に手を合わせてしまう。
そういう作風を生み出す。それが一彫入魂の世界だと思う。

そんな作品を作りたい。

馬頭観音

もうこの型はこの価格ではできなくなっちゃいました。。。

つげ材に彩色

129600円

つげ材に金泥入り

97200円

八臂弁財天の香合仏

いろいろな仏像を過去、こさえてきたものです。

ニッチといえばニッチ。
めずらしぃもの好きといえばそのとおり。

他店が引き受けないめんどくさい彫りのもの、例えば・・・

夢に現れた龍神さま。
聞き取り調査から始まりましたね。だって、夢ですから。

お母さん観音様。
ご自分のお母さんがその姿。の割烹着を着た観音様。

大元帥明王
秘仏中の秘仏ゆえに資料探しに四苦八苦。

聖天さま。よくぞ彫ったという感じ。怖いもの知らずのなせる技・・・

まぁ・・・・
でも冒険心がいつも種になっているんですよね。
ワクワク感がつきまとう。

今は、仏像を彫る環境がだんだん狭まってきてしまいました。

いや・・・・

本来の環境に戻ってきたのかもしれません。

まあワクワクしながら絵を書きたいなぁ。

じつはまた、おもしろい企画を考えていますが・・・

うまくいきましたらアップしますね。

TON@店長

ご存知、仁王像です。
以前は10万前半で販売できたのですが、この一セットが最後となりました。

また作らざるを得ないのですが、同じ水準以上で作るためには20万円を超えることは必死でしょうね。

質はおとせないもの。。。

彫りの悪いものなんて面白くないし・・・。

ミニ仏像

白檀の材料もなかなか調達しづらい昨今です。
このミニ仏像は老山白檀を使用して、熟練した手で一体一体の手彫りの作。
今はこの彫りを再現するのはむずかしい・・・・

阿弥陀様を丸厨子に収めてみました。

観音様は浅草寺とおんなじ大きさ一寸八分に調整して創ってみたものです。

どんなに小さかろうが一切手は抜きません。
宗教用具、ましてや仏像にあっては抜きようがないのです。

オーダー仏像

なかなか難しいご注文をいただいた。
難しければ難しいほど、こちらも勉強になるからありがたくもあるのですが。

まずは、ラフを描いてみます。

これから肉付けです。

仏像修復

お寺の仏像や仏具の修復をさせていただくとそのたびごとに勉強させてもらえる。

この日蓮上人の尊像は江戸期末のものらしいのだが、玉眼入りということで当時はかなり値の張るものだったに違いない。

100年以上の経年変化は仕方ないものだけれど、意外にしっかりしていた。
予算の都合もあって像本体は手をつけられなかったのだが、将来に持ち越すために最低の留めだけは施すことと上部の時代と台座の時代がかけ離れないようにとのことで修復に入った。

そして出来上がり。

お客様は、一目して頭をひねった。

どこに手を入れたのかわからない。
以心伝心である。

初めはこうだったのですよ。
と、修復前の写真をご覧いただいてようやく納得。

自然な色合いで修復後に時代をかけるので、わからなくなってしまうのは毎回のことなのです。