黒檀素引大平天台
オーダーで作らせてもらった。
最近は玉表面につやをかけないことが多い。
使えば使うほど、自分なりの深見とつやが生じてくるのは
なかなか愛着の湧くものだとおもう。
素引きというが、このよさのもうひとつの点は
玉に二次加工ができないということ。
つまり素材の良し悪しがはっきりしてしまうことだ。
素材をそのままに使用するのだから
誇れるのは、素材の良さと加工の丁寧さしかなくなる訳で
玉に自信のあるところなら、待ってましたと作りたくなる。
(やわらかい素材の場合はちょっと異なりますが)
この大平も素引きのままでも玉の良さが目立つ。
こうしてみると迫力がある。
沈香の大玉腕輪
こんなに入手困難になるのなら…
つと思うことなのだ。
奇跡的に一本削ることができた。
最近の沈香の品質の悪さには、辟易する。
白檀は、高騰の一途だけれど
沈香には遥か及ばない。
よい玉を送り出したいけれど、原木がない。
あっても切らせない。
外見からこれはよいと感じても切って見ると
これがなかなか思うようなできに上がらないとくる。
今回は、その点でも久々に満足がいく玉に上がった。
けれど、続かないのがたまにキズ
木魚彫り腕輪
木魚彫りは良く見るとおもしろい。
蓮実菩提樹の羅漢彫り
9mm見当の蓮実菩提樹に、
羅漢彫りの精密彫りを施している。
道具(親玉、二天)は、蝋琥珀で仕上げ。
親玉は12mm、天玉は7mm。
小さいけれど、羅漢さんはしっかり仕上がっている。
検品する側は、当然のように扱ってしまうのだけれど、
自分で彫ってみたら、
出した言葉はすべて飲み込んでしまうだろう。
自画自賛になってしまうけれど、
バランス良く彫りも丁寧にできてると思う。
こういうつくりもあります
五色を意識した房の制作。
中糸は五色紐
ボサ下から五色の各色の単独糸を足して
編みこみして完成。
どうしても中糸の処理上編部分が太くなってしまう。
でもどうしてなかなかの仕上がりでした。
全体はこういう感じに仕上がった。
魅惑の沈香の腕輪
気が付かなかった。
過去、沈香がこんなに好きだったとは。
もっと以前から気づいていれば
もっと手元に残したのに…
10mm玉の大玉を久々に削ってもらった。
でも微妙に大きさが違うので足さないといけない。
切っていい原木がないのだ。
ないんだよね…
星月の大玉腕輪
星月菩提樹にもいささか種類がある。
なかでも良い玉はなかなか愛着のわくもの。
ルチール+アベンチュリン+ラピス
面白い配色だと思う。
自分からだと、なかなか思いつかないチョイスだけれど
デザインを一緒に考えて創っていると、
こちらの思いの枠がポーンとはずされるのがわかる。
見れば見るほど面白い。
創作もの
アイデア次第でおもしろい。
ターコイスチューブの持ち込みで
片手に仕立て。
ここまで使わなくても・・・
シリコンゴム。ここまで持つか…
切れる寸前。
ちょっと前に持ち込んでもらえれば
数分とかからないのに…
いつも思うこと。