ちょっとしたことなんだけど・・・

TONちゃん日記の読者の皆様は1mmの違いのわかる善男善女の皆様と思っているTONですが・・・

玉の1mmの違いというのはとても大きいものです。

素挽の黒檀で大平天台を職人から手渡されたとき、綺麗に挽いてくれたな~と喜ぶ一方、何かな~~?
という違和感があったのでした。

で、、、さっそくバラしました。

なぜなら、親玉、四天ともTONが考えていたサイズから1mm小さかったのです。

親玉はこの違い。

中糸も強化糸に。
大平ですからよく揉んでも大丈夫なようにしておかないとね。
それでも絶対の強化糸はありません。一発で切れることも・・・

で、完成。落ち着きました。

歴史を色に出す・・・・

直しのために糸を通し直しました。

これからですか?

いえいえ・・・

これが通したあとの糸の色です。

これでも、二回通し直しました。

それでもこの色です。歴史だなぁ。。。

ちなみに親玉は透明のプラスチックだったようです。

アクアマリン腕輪とホワイトクォーツの片手

この夏の時期になると清涼感を求めたくなるもの。

アクアマリンを探していらっしゃるお客様が増える時期です。

ですがちょっと値が張るのがたまに傷ですがいろいろあるものですよ。
10mmの大玉ながらお手頃な価格に設定しました。

そしてもう一つ。

こちらも珍しい(念珠業界ではかな?)

ホワイトクォーツです。
ミルキークォーツとか、スノークォーツとも呼ばれる向上心を持てる石なのだそうです。

ホワイトオニキスに似ていますが、れっきとした水晶です。

白い石ながら水晶らしくキリっとした先鋭したところが気持ちをシャンとさせてくれます。

屋久杉2点

屋久杉の大玉に色石仕立て。

独山石の仕立て。
落ち着いていていい組み合わせです。

茶水晶で仕立て。

屋久杉の香りも爽やかです。
TONの所有ではありませんが・・・

やりなおし

借り組みはこんな感じでしたがノーグットということで、意を決してようやく始めました。

玉を色別に分けて・・・と、組み直しています。

こういう感じになります。

で、トルマリンの余り玉を利用して紅水晶と組み合わせ腕輪にしてみました。
まだ借り組みです。

オーダー二点

素挽きの黒檀と紫檀を使った禅宗です。

いい感じに挽いてくれました。

房はちょっと組み合わせに凝っています。近寄らないと無理ですね。

念珠は切れるのがお仕事・・・・?!

念珠の中通しの糸の寿命って気にしないものですよね。

切れて初めて指折り数える程度。
まだ20年しか使っていないのに切れちゃった・・・
は、論外ですが、たった10年で切れましたは案外いらっしゃるものです。

普段どこに置かれていらっしゃるか・・・虫は糸を好みますよ。
使用中に雨に濡れたり、夏の紫外線にさらされたりしていませんか。

念珠も生きていますよ。

気を使うということ、法具に対する愛情も修行のうちです。
未然に防ぐということはいかに相手に注目して認識するかということだから、愛情の表現でもあり、修行のひとつでもあります。

ものには魂があると信じています。それだけに愛着(執着ではありません)して、意識してあげれば必ず何かを返してくれるものです。

横道にそれますが、自転車好きなTONは愛車のことなら隅から隅まで舐めるように意識していましたよ。ハブのベアリングの一玉が調子悪くても足に応えてくれました。何度事故を起こしてもおかしくないシーンになると、決まって愛車がかばってくれたものです。

ものには魂があるとはそんな中で実感しました。

普通の道具でもそんなものです。
まして祈りの道具・・・法具の念珠です。意識してほしいなぁ・・・


玉の角で物の見事に磨り減っているのがわかります。

ついでと言ってはなんですけど・・・
宝飾店ルートのお数珠の仕立てはこういう感じです。
化せん糸(ネックレス用)を二本ネックレスの要領でつなぎます。

彼の国産の仕立てと比べれば綺麗に入っていますが、基本はネックレス。
念珠屋が作ったなら、玉穴をほっておかないでしょうね。