このサイズで、この表情の沈香はもう手に入らないでしょうね。
あとはセットものを崩すしかありません。
以前はいくらでも手に入った沈香もここまで入手困難になろうと誰が想像したでしょう。
なくなって初めて気付くありがたさ哉。
ありがたいか否かは別ですが、白檀にしても、伽羅、沈香にしても全てが有限材だということを忘れちゃダメですね。。
特注での製作、試験的に創った念珠などなど。
このサイズで、この表情の沈香はもう手に入らないでしょうね。
あとはセットものを崩すしかありません。
以前はいくらでも手に入った沈香もここまで入手困難になろうと誰が想像したでしょう。
なくなって初めて気付くありがたさ哉。
ありがたいか否かは別ですが、白檀にしても、伽羅、沈香にしても全てが有限材だということを忘れちゃダメですね。。
栴檀みかん玉に琥珀+翡翠+ブルーカルセドニー+淡水パール+オパール
という組み合わせです。
中国のお土産と思われる。
尺6寸の星月菩提樹。
これをどうするか・・・
9mm玉なので、本来なら27玉の片手念珠が良いだろうと思うけれど、10mmに満たない昔風に言えば3分玉だと27玉では小さくなりすぎてしまう。
なので、本連1連と31玉片手二連という作りにした。
中国ものなので玉穴が小さい。
しかたなく出来うる限り細いながらも丈夫な糸を通した。
漂白しているので色は均一。漂白物は腕輪には作りたくないのでホッとする。
中国のお土産ながらもこの玉の良かったところは、玉穴が真芯に空けられていたので、蛇ののたうちにはならなかったこと。
糸を通すと綺麗に玉が並ぶ。
加工が悪いと大変なことになっちゃいますからね・・・
糸通し終了。
あとは、編み込んで房をつければ終了。
オーダーにて、淡水パールを集めて深海珊瑚仕立てです。
最近はパールはまだしも、サンゴがなんときついことでしょう。
程度の良いものが深海珊瑚にても難しい。
脚下照顧(きゃっかしょうご)の彫りをいれた白檀腕輪です。
脚下照顧とは足元をみなさいということ、足元つまり人をどうこう言う前に自分を見なさいということ。
禅語からきています。
以前、なにかの講演会に行ったとき、長野県の老住職に「足元を整えれば心が整う」
とお話を聴かせていただいたことがある。
まさしく脚下照顧のお話だった。
文字通り、履物を整える運動という組織を主宰されていた。
親玉の文字を見つめながら思い出していた。
う~~~ん。まず自分がつけなくちゃいけないかな・・・・
これを出しちゃうとあとはどうかな・・・
ちょっと不安にかられ、玉屋に確認するも
「今は入手不可能」との返事。
そうだよね、香木はすべて海外からの輸入だけど、その輸入業者が引き戻したいとしかも、昔の価格ではなくて、現在の相場でいいから引き戻したいということなのだそうだ。
〇玉はまだしも、天台宗や浄土宗のような特殊な玉は玉としても作れない。
まして表面の化粧(要するに色合わせ)なしの素挽き状態の玉で写真のようなこのクラスは皆無。
よそのサイトを見ることはまずしないTONですが、改めて見回してみることにしました。
と、白ボタどころかま白しろすけだけの念珠。え!絶句。。。。
沈香とはとても思えない代物が出品されているのでありました。
よくて沈香油を通したもの(かな)で、平均的に黒すぎる。
着色だけかもしれない。
時代のゆえに仕方ないのかもしれないが・・・・
実に実に・・・寂しい。
沈香には鎮静剤に使用される成分が含まれているから、その香りを聞くだけでも癒し効果抜群なのだ。念珠を手にこすり合わせることでその香りが手に移る。それだけでもいい。
白いからといって香りがしないわけではないのだが、濃厚な沈香の香りは油を持つ材にはかなわない。
木の塊にライターであぶって「店長いいでしょ」と材料屋が持ってきた時代があったなんて・・・
あ~~~~今は昔。。。
休日で店はバタバタしている合間に数点製作してみました。
あとのものは以前にもアップしたことがあるので省略です。
水晶切子に紅水晶丸玉。
水晶みかん玉にインドヒスイ。
このみかん玉にはオニキスやトラメ石をセットしていたのですが、オーソドックスなインドヒスイは初めての試み。意外によかったです。
案外、自分で考えの壁を勝手に作ってしまっていることが多いもので、大いに反省です。
沈香の27玉だから10mmの玉を使用しています。
最近沈香木を玉にしたという訳ではないのですが、原木が枯渇し始めた時期にさしかかっていたころのものですので、玉の状態は見ての通りです。
玉の表面の手触りでわかります。でもね、香りはしっかり出ていますよ。念のため。
黒玉は反対側にまとめました。
最近玉を作ろうとするとシオシオのパ~~~となること請け合い。
ん?
シオシオのパーを知らない・・・
んじゃ、アジャパ~~
もっと知らない。。。失礼いたしました。
神の木パロサントを片手念珠にしてみました。
ワシントン条約の法の網にもかかってしまっているので希少材であるだけに丸太での入手が困難な今、珠として28玉揃えることが困難中の困難となっています。
これだけ揃えるのに四苦八苦です。
けど・・・いい香りです。
お届けできないのが残念ですね~~~(^O^)
木肌は油がのっていない最近の沈香のようです・・・
ネックレスから念珠への仕立て替えです。
意外に多い注文です。
でも・・・
ネックレスは嗜好品。念珠は法具であり実用品。
そこに制作の違いが出ます。
特に真珠と珊瑚は穴がすこぶる小さい。
この細い穴に通す糸はありません。
しかたなく魚釣りに使うテグスを使用せざるを得ないのですが、強いようでいて案外脆いのです。漁師さんがテグスをバチンと歯で噛み切るシーンを目にしませんか。
なにかの拍子でもろくも切れる。切れるとすべりがいいのでサーっと流れてしまう。
なので、テグス使いでも綺麗に念珠に仕上げる方法は編み出しているものの、極力それは勧めたくないのです。
で、途方も無い時間が掛かりながらも、今日も普通糸での通しにチャレンジするわけです。