「ラピスの玉をベースに柔らかく暖かい色合いにて」というご期待に応えられたでしょうか。
ピンクの玉はローズクォーツに見えますが、アクアマリンと同列の石、ペリルのピンク玉です。結晶が深淵で面白い玉です。親玉・二天にムーンストーンという方法もありましたね。

以前制作させていただいたのがラピスをベースに
アクアマリンとルチールクォーツ+水晶でした。
特注での製作、試験的に創った念珠などなど。

「ラピスの玉をベースに柔らかく暖かい色合いにて」というご期待に応えられたでしょうか。
ピンクの玉はローズクォーツに見えますが、アクアマリンと同列の石、ペリルのピンク玉です。結晶が深淵で面白い玉です。親玉・二天にムーンストーンという方法もありましたね。


カットの仕方に商標がついているので、この名称はこのカットにしか使えないのだとか。今までの切子をイメージすると、あれ?と思ってしまうほど手触りが良い。
全く切子を感じさせない触り心地なのだが、玉を見ると切子なのだ。
五色水晶の片手なので、そう五色それぞれ単色でも応用が効くということ。
片手でも良いが、肌触りが良い事を考えると腕輪のように肌に触れている時間の長い事を考えると最もふさわしいにのかもしれない。
そのうち、、、いや、近々腕輪も作ってみようかな。なんて思う。


六つの瓢箪(ひょうたん)があるので、六瓢箪・・・六瓢・・・むひょう・・・むびょう・・・無病
ということなのだが、瓢箪そのものにも災いを吸い取る意味合いがあるので、縁起の良いものだ。
ただ、腕輪が本来の姿なのだが最近は、腕につけるのを控える方が増えた気がする。
すこしでも多くの方に使ってもらえるようにしたいと考えて、少し仕様変更をしてみた。
ストラップ型にしてみることにした。
瓢箪がかわいい。自画自賛かもしれないけど。。。



作るときは次から次に作らされる時もあるのだけれど、閑古鳥が鳴くときはカーカー鳴いている。お客様が紐の色を選んでそれからの制作だからとにかく時間勝負。
でも慣れとはこわいもので、気づくとできていて、途中がわからない。
念珠の編みと同じで考えると手が動かなくなる。
自律神経が作用しているのかな。

お客様のご要望で、琥珀切子を親玉に入れて、ということで、切子の入った製品をバラして親たまを流用することにした。
親があれば、子が必要。写真のように配置してお客様に確かめた。
困った顔をされて・・・そうではなくて並べて欲しい・・・とのご意向。
あ!そうだった。確かのそう作る前に言われた気がする。
で、並べ変えました。
耳ではちゃんと聞いているんですよ。でも長い習慣とは恐ろしいもので、親玉があれば、二天を無意識のうちに定位置におこうとしてしまうの。
職業病・・・職業脳とでも言うのかな。。。
そして、完成です。


以前は桜やもみじもあったのだけれど、全て廃盤のため新たに好きな桔梗の花を平面に落としてみた。レザーの線彫りではないため、ちょっと時間がかかってしまったけどまぁまぁかな。
中糸には水晶が色を吸ってくれるように藤色を通してみた。思った効果は出たようだ。


屋久杉の匂い。白檀や伽羅、沈香が香木としてもてはやされてきたし、現にTONも大好きな香木ではあるが、国内銘木もその香りには得も言われぬ奥ゆかしい爽やかさや芳醇さがある。
屋久杉も一頃のように簡単ではなくなってきたが、それでもお願いすれば様々な入手方法は残されていて、がっかりさせられることは少ない。
屋久杉も10mm玉までしか大きさがなかったので、玉屋さんに依頼して大玉を削ってもらった。そこでは大玉は作ったことがなかったらしく驚かせてしまったようだが。。。
入手ルートが違うからか、えっ!と思う安価に今度はTONが驚いた。


このままにしておくと、引っ掛けたりなんだりで抜けちゃうんですよね。
すると、次々に抜けて・・・ひゃ~~身につまされる。。。。
ある日突然、ぼそっと大量に抜けて菊房は見事に壊れます。
なので、抜くのではなく、出ている部分の糸はさっさとカットカットカットーーー。

ね。
こうしてまた元気な菊房に戻りました。長持ちの秘訣です。

お帰りーーー。何年前にお嫁に行ったっけ。貫禄が付いて戻ってきました。いい色です。天竺菩提樹で少し不安要素もあったけど、大事に使われているみたいで艶もあり、時代もかかっています。ここまで使いこなされてれば心配はないというもの。
ただ、玉の紛失が。。。三つ足りません。
手持ちを引っ掻き回したけど見つからず、みかん玉って難しいんです。しかたなくお預かりとなったけど、玉さえあれば即お直ししてお持ち帰りいただけたのに。。。残念。
なければ完成品を壊して、そこから3玉抜こうと思ってもう一度探索してみると・・・あれま!ちょうど良い玉が。しかもピッタリ3玉。
早速、バランスの良い場所を選んで入れ込みました。以前は通常の太さのゴム糸でしたが、同じ轍を踏んで欲しくないですからね、今度は太いゴム糸を選ばせてもらいました。これなら大丈夫でしょう。
比較するとこんなに違うんです。蝋琥珀は変化しないから、初めのうちは蝋琥珀が目立ちませんが時代がつくとこの趣がいい。。。やはりこの組み合わせで良かったですね。

末永くご一緒に。
お坊さんのお袈裟に使う生地は相当手の込んだ、正絹生地を織って手縫いされるのだが、どうしても端切れが生じてしまう。何百万もするお袈裟に仕上がる綴れやはぶたいの裂を念珠袋に仕上げて欲しいと大きめのものを仕立ててくれた。
予想通り趣のある仕上がりになっていた。座具形式なので不用意に中身を落とさないために中紐付きなのだが、どこかで見た寸法だなぁ・・・、どこかで・・・もしかしたら、あれ?!
納経帳!!!

で、恐る恐る口に当ててみた。
ぴったり!
しかも正絹地は締りがいい。
今まで人絹の納経帳入れで2500円相当するけど、正絹で1000円アップ。念珠入れと思っていたけど、この使い方はグーではないだろうかと、TONは思ったわけです。

じつは手織りの1万円以上する生地もこのシリーズの中にはあるのです。実は。
そこはそれ、同じ柄ものは作れませんということでこの価格で落ち着きました。

しかし・・・お坊さんって、高いお袈裟をつけているんだなぁ・・・