こんな造り方もあります。
ターコイズのネックレスから。
真宗用本連へ。
特注での製作、試験的に創った念珠などなど。
こんな造り方もあります。
ターコイズのネックレスから。
真宗用本連へ。
天竺菩提樹の浄土宗。
ちょっと房がおもしろい。
菊房の五色房である。
槐(えんじ)の素材に、光明真言を彫りこんだ。
玉の製作から始めたので
時間がかかってしまった。
ちょっと光がかぶって青みがかってしまったけれど、
現物はもっと落ち着いている。
露水晶にラピス+ムーンストーンの二天
親玉に生まれ年?の梵字。
それぞれ、作者の思い入れのあるセット組。
主玉も、二天も、親玉も。
梵字彫りたぶん干支にちなんだ梵字と思われる。
とても珍しいのは、
お名前を梵字の音に当てはめて彫り、
その玉を組み込んでいるところにある。
少し古い念珠である。
玉は手磨きのため真円ではないのだけれど、
そこがまたいい。
一番の特徴は、房の数である。
各々の露玉から下に二本の房をつける方法は、
なかなかおもしろいが、始めてみる形状でもある。
先日、預かった坂東観音霊場の念珠玉は
こう仕立てあがりました。
彫りこんである観音経は、切れ切れに彫られていたので
声に出しながら、玉を置いていく。
計らずも観音経を何度も拝読させていただく結果となりました。
朝から夕まで念珠直しに追われた。
ちょっと特殊な形状物が多くて、
70年以上前のものも、なかなかユニークだったし、
もともとは、数取りが念珠の主目的なのだから、
こうせよと規定したのは、最近のことで、
昔の形は、自由奔放そのもの。
大変な作業と言うことを除けば、実は楽しい。
ただ、気付くと1連に2時間近くかけている。
こんなはずじゃあないと思いながらも刻々と時間ばかり過ぎる。
店もこなしながらだから、まあ仕方のないこととも思うのだけれど
遅々として進まない。
待って下さっているお客様の見えざる顔がちらつくし
汗汗・・・
黒檀の素挽きで大平天台。
迫力のある玉です。
海外のお土産で手に入れた数珠を日本に持ち帰り、
日本流に直して使用したい方が増えている。
これはその最たるもの。
インドあたりで手に入れられたのだろう。
細い木綿糸でつないでいた玉には針先しか通らない
極小の穴が開いているのみ。
これはきつい。
結局、約束外の仕事だから、外注に出すわけにもいかず、
自ら穴を空けるほか手段がない。
治具があればわけないのだけれど、
玉の形状がめちゃくちゃな大きさと形状のために、
玉を手持ちでドリルをまわす。
昔は慣れない作業で何度玉の替わりに指に風穴を空けたろう。
思い出しながらも、高熱になる玉を持つ指から、
早速、指紋が消えてなくなった。