商店街の船出

ついに店舗前の路地が商店会の仲間入りを果した。
9月5日にめでたく船出することができた。
まさしく出来たてホヤホヤだ。
10数軒の小さな商店街ではあるけれど、夢は大きい。
初代商店会長に任命された。
さてさて、どこまでその夢に近づけるかワクワクものなのだが、
とにかく瞬間で浅草を感じれる通りを創らないとね。

会を立ち上げていく中で、不思議な縁を知るにおよんだ。
自分の先祖がここ浅草に120年以上前に一宿一飯の恩義で
浅草花川戸に住まっていたことは、周知していたのだが、
わが店のあるちょうどこの場所に、
三社権現の一之宮にあたる土師中知(はじのなかとも)の住居がこの一帯にあったことを知った。

観音像を宮古川から拾い上げた直後の庵ではないとは思われるが、
阿弥陀の化身とされる中知の住居には阿弥陀如来が奉安され
多くの参拝者が訪れたという。

その跡地に仏具を扱う店をオープンさせてもらったのだから・・・
不思議な縁だなあと思いながらも、さらに調べてみたい衝動にかられている。
ちなみに、商店街の名は一之宮にちなんでつけることにした。

そら

何気なく空の写真を毎日撮っている間に空のファンになった。

航空ファンでもない。
気象ファンというのでもない。
単に空をぽかっと眺めているだけでいい。

しいていうなら、「観空セラピー」とでも言おうか・・・
コンクリートばかり見ていて辟易している感覚にスポット抜けている「宙」がちょうどよいのだ。

そこに何が描かれているかは気にしない。
一面の鱗雲に夕日が当たって正しく幻想的さも
もちろん感動する一こまである。

「けれど暗雲立ち込める」
文字通り重い雲空もある。
見ているだけで気が重くなるような一こまもある。

けれどそれもいい。

黒い雲、赤い雲、黄色い雲、青い雲、白い雲、虹色の雲・・・
様々に表情を変えていく一瞬の美をそこに感じる。
二度と繰り返してくれない一瞬がそこはかとなく良い。

気象人というサイトを発見した。
http://www.weathermap.co.jp/kishojin/sorasha/

最近、商品のアップが少ないと、ご指摘されることもあるのだが、
つい触手が動く方向に流れてしまうのだ。
ご勘弁願いたい。

また、隅田川沿いをてくてく歩くとしようか・・・