いつか見た風景2

町を歩くとなにげなく通り過ぎてしまうけれど、立ち止まってよく見るといつか見たよね。こんな景色。

錫杖

錫杖の取り付けの写真


最近の巡礼ブームの影響もあって
錫杖本体そして取り付けるための杖の特注も増えてきた。

問屋に任せていた杖への取り付けを自分で行うようになってから
いろいろなものが見えてきた。

他の仏具にも見ることができるのだが
江戸時代末期から明治初期の目が覚めるような
洗練された仏具の美しさは、
今の時代は残念ながらなかなか希少になってしまった。

錫杖の取り付け一つにも繊細な神経が必要だ。

緩みの原因になる木の痩せはしかたないことだが
取り付け時の杖先形状の削りすぎを注意しながら取り付けないといけない。
過去のものをはずしてみると、外注して取り付けられたものに、
納得のいく取り付け方、削り方は見つからなかった。

小さなことなのだが、使う側はそれこそ長い期間付き合うわけで
僕らの仕事もそれにあわせて走り続けないといけない。
マラソン補佐の立場なのだと思った。

また創りました。

インカローズのまがたまでストラップを組んでみました。やっぱり二色で組むのがいいな。
紅白の色糸が決まってます。

いつのまにか・・・

TONちゃん日記が気が付かないうちに、
455000アクセスを超えていた。
本体のHPがまだ393897アクセスをうろうろしているというのに・・・
2年以上後発でしかも2万アクセス以上を失効しているというのに・・・

「おかげさまで」と思っています。

毎日訪ねて来てくださっているコアな方もいらっしゃるみたいですし・・・

責任を感じちゃいますね。

本体も頑張らないとナア・・・

巻スタイル

こういう表装も面白い。
横型の場合は額装が多い中、どうしても場所をとり過ぎるところが難点。
通常の表装だとなおさらだ。

その点、巻物形式は後々まで保管するのみならば
なかなかのアイデアだと思う。

ぼくの好きな風景

日の出日の入りの日がとっぷり傾いたときの影は
なんとも言えない趣きがある。

写真を撮りまわっていたころも必ず夕方の時間を狙って、
被写体を追いかけていた。

自転車に乗るようになってからは、
とにかく影を追いかけた。
影法師は、なんとも哀愁を放ちぼくを誘うのだ。

お日様が地平線にスポット隠れる前の数分間の影が
なんとも言えない情緒を感じる。

影法師はお日様だけの特権でもない。

月明かりの中にもすてきな影が現れる。

街灯にも、車のヘッドランプでも瞬間ではあるがせわしく現れ消える。

友人とつるんで走るときは、その光景を見るだけでもあきない。
カメラを構えてアングルを求めながら疾走する。
がぜん両手ばなしとなるから人には、とても勧められない撮影方法である。
もう30年も前の話だから時効と思うが・・・

でも今でも・・・やっぱり、夕方のこのアングルが一番好き。