54玉念珠に着目

最近54玉念珠が流行っているようだと話が出た。
テレビで話題になったらしい。
テレビ、マスコミの影響は大きいと思う。

54玉の玉数を指定されることは、
片手でも腕輪でも多くなっているのは事実なのだ。

玉数にこだわるのは、基本になる108数を気にしはじめていることなのだろうと
思いたい。
煩悩の数とも、数珠曼荼羅からは修行の校庭の数とも、菩薩の姿とも当てはまる

そんなことを考えていると、流行を卒業し、
もう一歩本質に進んできたのかなと考えさせられるのだ。

丁度、仕立て替えでお預かりしていた念珠が54玉だった。

108玉を半分の玉数に
判繰りという。

108玉を四分の一の玉数に
四半繰りという。

鳳眼菩提樹だけれど、
鳳凰の目に当たる出っ張りがよく見ると龍の背中に見える。

龍背菩提樹なんて勝手に名前作っているとまた混乱してきそうだ・・・

浅草の今日の空

ぽっかり浮かんだ雲がいい。
このまま日曜日の東京マラソン当日までもてばよいが・・・

何たって去年は、雪の中のマラソンだったから。

記憶にはしっかり焼きつくけれど
事故があったら元も子もないからね。

車椅子や視覚障害のランナーは何人参加されるのかな。

やはり気になる。

念珠製作の資料

念珠を製作のための大きさ比較。
真ん中のインド翡翠仕立ての平玉念珠が54玉の片手扱い。

九寸天台の玉を流用すると丁度良さそうだ。
下は22玉。左は大平天台の天竺菩提樹。右は正梅。それぞれ参考まで。

22玉と並べて手持ち比較しました。

18玉の丸玉で組んだ場合の大きさ比較。
(玉数の20玉等になっているものは、親、二天の分を換算しての事)

左から13㎜玉、10㎜玉、8㎜玉、6㎜玉。上の九寸天台の平玉。
さらに、大まかだがその直径。
内径7.2cm(外径10cm)。5.5(7.2)。4.5(5.5)。3.7(5)。3.5(5.5)

天台宗大平各種

大平天台にもいろいろあります。

左から竹、天竺菩提樹、星月菩提樹です。
木製でもここまで大きいと(径17mm)、ずっしりときます。
(竹は軽い)

他にも黒檀、紫檀、鉄刀木、栴檀、ブライヤー(バラの根)、柘、
白檀、緑壇、琥珀、沈香、石物、等々と様々。 

大平天台は迫力と同時に滑らかさがあって好きな玉。

また機会がありましたらアップしてみますね。

仏壇屋にふさわしいチョコ?

店の子が持ってきてくれた

仏壇屋のためのチョコとでもいうべきか・・・。

「礼」あり、
「心」あり、
「愛」あり・・・

バレンタインってキリスト教・・・だったっけ

としたら、これはまさに東西宗教の出会いか!

神仏混交とでも言うべきか・・・ナンテ
まあ食っちゃえ。

紫金石と五色瑪瑙

男性用の片手念珠。
ちょっと面白い玉です。

紫金石。
人工石なれど、生まれはイタリアン。

五色瑪瑙。
とにかく表情の変化が複雑で見ていてあきない。

すっかり準備完了

マラソンが近づくと分離帯に花壇ができる。
これでもかと言うほどに花が盛られる。

折り返し点で疲れたアスリートを慰めたいと言う気持ちはわかるけどね、
いつも花がいっぱいだと気持ちいいのにね。

いつの間にか・・・

といっても、自転車の古いパーツ探しで感じたことなのだ。
最近ネットオークションという敬遠していた分野に足を踏み入れている。

新車を作っていれば、まったく縁はなかったと思う。

自転車ほど完成度の高い乗り物はない(変化のしようがないとも言う)と思っていた訳で、30年前の知恵で何とかなると思っていた僕は驚きの連続となった。
21世紀に入ってから飛躍的に、素材もサイズもスタイルも駆動系もそして生産地もありとあらゆる箇所が変化したようだ。昔は考えられないような車種が生まれた。

昔は、規格もイギリス式とフランス式の二系統しかなかった。
スポーツ車といえば競技用のトラックレーサーとロードレーサー、ツーリング用のキャンピング、ランドナー、スポルティーフ、程度しかなかったのに、今はとにかく複雑。
レーサーと町乗り車を合体させたようなロードバイクやトラックレーサー(固定ギヤ)を町乗り用に発展させた車種、なによりマウンテンバイクが代表のアメリカ式が頭角を現し自転車業界地図をすっかり塗り替えたように思う。

そんな変化を露とも知らず、30年前の自転車をレストアしてみて、時代の変化を肌で感じることが出来た。

とにかく以前は、ごく普通のどこにでもあったはずのパーツが全く手に入らない。
流行のサイクルショップに出かけ店長と思しき者を捕まえて聞いてみてもまず知識がない。見たこともないという。

そうか・・・。
考えれば30年といえば、その年に生まれた赤ちゃんが、世の中の働き手中としての30歳になる年月なのだもの。しかたないか。

で、結果として自転車屋回りするよりも、ネットを駆使して探すほうが早いということに行き着いた。

ただ、残念なことに必要としていても落札終了になるまで買えるかどうかは不明。

買うだけなのに胸ドキをさせてもらえるのだから不思議な感覚だ。
しばらくは続きそうである。

病み付きにならないように気をつけなければ・・・