忘却

今日は急用で何人か休んだ為に、
精鋭での店番だった。

フラフラと出かけることもなくまじめに店に張り付いていた。

おかげで、いくつもの出逢いをさせてもらえた。

昼過ぎに来店された仲の良い母娘のお客様。
小一時間店内でゆっくりされていた。

年頃のお嬢さんと友人のように何でも相談しながら買い物を楽しんでいらっしゃる。
(よほど仲がいいんだ)そう思いながら、話の輪に入った。

北海道北見の方だった。
和気藹々に話しておられたと思っていたお嬢さんは、
一年前の北見のガス事故で一酸化炭素中毒の後遺症に苦しんでいる一人だった。
生きていたのが不思議なくらいなのだという。

外見からは全くわからない、年頃のお嬢さんなのに、
中枢神経がやられてしまって通常の受け答えができない。

「北見市の事故?」
伺っても、
初めは何のことか頭に浮ばなかった。

都市ガスの事故・・・」とさらに聞いて、
当時マスコミを賑わした。
ようやくはっきり思い出すことができた。

次から次に起こる事件事故に、去年1月の事故と言うのに・・・
もう忘れかけようとしている自分にあきれた。

しかし当事者は、こうして、
現在進行形で生き地獄を味合わなければならないのだ。

考えさせられた。

変わりだね

最近はどんどん玉が大きくなってきている。
マスコミの影響も大きいと思うが
ある程度の土壌が醸成されたのだろう。
どんどん大玉の要請が多くなっている。

左から水晶の14mmたまに龍の絵をチタン蒸着させている。
紺トラメ10mm玉
ブラックルチール10mm玉

あまり違和感はない。

蛍石の片手

蛍石は好きな石のひとつ。
17年ほど前から製作し始めたのだから草分けの部類に入ると思う。

蛍石にはクラックやクリアランスの悪い玉が多くて、
玉を磨らせたあと入荷して何度がっかりさせられたことだろう・・・

トリプルA(3A)の蛍石をカラー合わせして二点だけ試作してみました。
というより納得のいくものが2本分しか作れませんでした。

左が尺玉(6㎜玉)、右が尺四玉(8㎜玉)です。

寄っても、遜色のない玉です。

大きさの比較画像です。

ミニ聖観音

オリジナルのミニ聖観音。
思い入れのある逸品と思っている。


今はとても貴重な白檀製。

観音様としては珍しい印を結んでいる。
しかし、
実は、そこが浅草らしいのである。

小さくたって全く手を省いていないから、
どんなに近寄ったって、遜色なく見れる。