病は気から・・・?!

鼻の病気とアレルギーを併せもつBoo店長には、
天気が以外と体に響くのである。

だから、真夏生まれのくせに、真冬が好き。
空気の流れの良い秋が好き
(心は春が好きなのだが)
雨より晴れが好き。
曇りより雨が好き。

全ての好みは、体が決めてきた。

それを超越させたのは、趣味の世界。

何しろ僕が企画すると必ず雨。
旅に出れば雨。
山登りすれば雨。
キャンプに行けば雨・・・

最期には、「雨男」が自他共に認知されるところとなった。

かえるか河童かかたつむりの親戚か・・・。

高校を卒業してから走り始めたツーリング(サイクリング)も、計画を実行するとやはり必ず一日は雨となった。

練習に出ても天候は必ず崩れた。
けれど、走らなければ帰れない。前に進めない。
それよりも何よりも、走りたくて、うずうずしてくる。

必要は発明の母というけど、
好き(遊び)は地獄も天国に変える・・・のか。
いつしか前向きに考えさせられるようになった。

「雨を愛しむ」心の変化を生んだ。
事実、雨のツーリングは「おつ」なのである。
雨の路面に水切れの轍がツーーとできる。
それが美しくも見える。

雨上がりのぬかるみも実に楽しい。
足をとられながら横滑りしながら、空転しながら必死に走る。

そこがまたいい。

雨は、僕への自然の祝福なのである。
そのうち雨が降らないほうが「おかしいなあ…」
「何かなければよいけど…」などと口走るようになる。

そうすると、いつからか、
天候が体にも心にも悪影響してきたことがうそのようだ。
全く気にならなくなった。

高校時代から苦しんだアレルギーもピタッと止んだ。

「病は気から」
僕のための言葉と受け止めている。

馬頭観音

総高20cm 柘(つげ)材に淡彩色

自画自賛ですが気に入っています。(^^

蔵前神社

職人に位牌の戒名書きをお願いするときは、
自転車でスイーと一速飛びで到着する。

さすが台東区は寺町だと思う。

そこかしこに、なりは小さくなってしまったものの
由緒正しき社寺仏閣に出合いながら、横目に走る。

最近はブログネタを探すくせがついて、
つい引っかかってしまう。

今日は、職人の工房近くの蔵前神社。
もともとは京都岩清水八幡宮を勧請し
その分社だった。
江戸時代は「岩清水八幡宮」と名乗っていた。

合祀合祀で、隣接していた神様を取り込むことになり
境内に稲荷も別棟で祭られていた。

布施額はなかなかの面構えをしていた。

狛犬の台座に歌が詠まれていて珍しいと思った。

江戸時代から勧進相撲を23回も執り行ったという。
相撲協会との縁の深さが現れていた。

天使と鬼

人の心には、天使と鬼が同居していると思う。
人間関係や経済的環境などが誘引となって、天使と組むか、鬼と組むか
タックルを組む相手が異なってくるようだ。

世間を騒がす目を覆いたくなる事件から国家間の問題まで、全く身に覚えはないと言い切れる清廉潔白さは、自分には自信がない。
だから、必ず自分の心にまずストンと落としてみて顧みるようにしている。

ときどき物が紛失する。
10年前には考えられないことだった。
神仏具を扱うのにと思われるだろうけど、ごたぶんに漏れなくなった。

数年前からビデオを回し続けているので、すでに特定はしている。
が、相手の良心に任せることにしている。

ある日消えたはずの品がちょこんと戻っている。
「あ~あの人戻してくれたんだ」
それでいい。

もちろん水際でも防ぐ。一点一点かわいい子供たちなのだから。
ちゃんとして嫁にいかせたいもの。

怪我しちゃった・・・

イッターーイ
僕は叫びました。

男の子が押し倒すんだもの。
ぼくはたまらず、ずっこけました。

ガッツ==ン

で・・・

こうなっちゃった。

ほらね。

「悪いんだー」
「罰当たるぞ」
兄弟から言われて、
男の子はいたたまれず、逃げて行っちゃった。

でも、
怪我なくてよかったね・・・って?
僕は毛がないもん。

あ!倒した子のことね。

頼むから、もう・・・体当たりはしないでね。

                by kozo

つぶやき・・・

念珠修理は、うちの強みのひとつなのかもしれない。
(仏壇でも仏像でも掛軸でも修理するが、職人に出さざるを得ない。
自分の手作業は念珠となる)

仏具を扱う店ならば、
どこでも修理を受け付けないところはないだろうが、
一部のを除いて修理は自ら行なう。

時間に追われるなかの手作業なので、
迷惑をおかけしてしまうこともあるのだが…

嫁に出した娘が、里帰りするようなもので、
自分のところの念珠の変化の様は、
本当に千差万別なのであり、嬉しくもある。

ブレス念珠などとハイカラな名称を冠しても
もとは念珠でありれきとした法具。

トイレ、風呂場、就寝時は、
はずすものと、作り手は当然と思っても、
嫁ぎ先には、様々な環境にあって、

皆、違った顔になって還ってくる。

楽しくもあり、悲しくもありだ。

皮脂の輪ができるほどつけたままなのだろう。

頼りにされているのはわかるけど、

「たまには休ませてあげてね…」
などと、糸を通し直ししながら、小声でつぶやいている。

利他行

梅雨入りしたというのに猛暑がつづきます。
空梅雨で農作物の不作と貯水率が気になるBooです。

お盆間近ということもあり店内は混みあい中。

仏像に詳しいY氏が久しぶりに来店。

行きがかり上炎天下なのに、
店に入ることもなく店頭で立ち話しとなる。

とにかく余暇は、仏像の探訪に費やしている彼。
仏像はぼくも自然と身につく方だけど、
この方の知識量には太刀打ちできない。

鉄道好きが鉄ちゃんなら、仏像好きは仏ちゃんだろうか。
ぼくも仏ちゃんの幕下あたりに位置するかもしれない。
けれど、
彼には大関辺りを冠するか。

京都往還を繰返している。

「いいですねー、あちこち行けて」

「店長、お金儲けより利他行ですよ」
最澄の言葉で一矢報いられた。

ムディター夏号出ました。

今回の記事は、

100歳になられた松原泰道師の「お盆の話し」
駒澤大学名誉教授の奈良康明師の「経典を読む」
武蔵野大学教授の種村健二郎氏の「ママだいすき」

お盆間近ということもあって、毎年お盆にまつわる話しとなるが
言い方は失礼だが、本当に厭きさせない。
お年を感じさせない軽快さがある。

ムディターは、
布施本ではありますが、
今か今かと待ちわびていらっしゃる、
根強いファンがいらっしゃるんです。いつでもどうぞ。