5年ぶり。。。

白檀守護ネックレスは常に肌身離さず付けてくださいね。とお話させていただいたことをちゃんと守っていただいて(それ以上に)毎日欠かさず付けていてくださっていたという。

5年前から使っていただいて木肌は真っ黒!

それはそれは良い風景になっている。

直し初めて気づいたのは、ま==ったく!汚れが付着していない!

ネックレスは肌に直接付くもの故に皮脂汚れは付き物。

なのに、まったくその形跡がない。驚いた!

使っては拭き取り掃除を欠かさず、大切に使っていてくれたんだ。

正絹紐を玉に通し守札を親玉に取り付けながら、胸が熱くなるのを抑えられなかった。

わかってもらえるだろうか。。。頭で考えるわけではなくとも指先から伝わって来るのだ。。。

天台宗本連から腕輪への改装

どこにでもあるような天台宗8寸の念珠を腕輪に作り替えて欲しいとのご依頼。

六寸天台(六寸は規格にはない長さです)でならば腕輪として二重にすれば腕への収まりは良い。

八寸ともなると三重には短いし、二重ではゆったり過ぎるが実用的は長さだとは言える。

本連の親玉に取り付ける下がり部分。

ここにもひと工夫をと言われて作業する。

菊房をはずして留めを入れた紐房に変更。

こうすれば房が手にまとわりつかなくて邪魔にならないものね。

そして完成です。

これが、こうなる

緑檀の独山石仕立ての片手念珠。もう使う予定がないということで改装をご依頼。

親玉がボサ付きの三つ穴玉なので、親玉は取替えさせていただく。

16mmの二つ穴の親玉となると大玉(18玉片手)以上に使用する主玉になるのでなかなか良いのが見つからない。が、玉屋さんセットものを崩してくれたのかな。手に入れ早速仕立て直し。

寸法もちょうどよし。

穴が大きいのでゴムも通常の倍通さないとならない。案外お金が掛かります。

 完成しました。

無患子完成

先月中に仮通ししておいた無患子の完成。

綿毛を取っておいてくださっていたので制作は実に楽。

腕輪の15本はすぐに完成させた。

一見しただけじゃハリか水晶かはわからないよね。

左二つがハリ仕立て。右三つが水晶仕立て。

あとはお渡しするのみと最後のチェックしていたらナナナント!ハリ親にほんのちょっとの欠けが見つかった。あれーーー!もう仕立て直しいかないじゃん。渡せなくなっちゃった。渡す前でよかった~~。

改装 腕輪から片手念珠に

鎌倉十三仏である。

鎌倉十三仏というと思い出がある。洗足のお得意様のご依頼で十三仏霊場のご朱印用掛け軸を探して欲しいというご依頼で三十年近く前にお取り寄せをしてたいそう喜ばれた。

それが十三仏の朱印軸との出会いで、続けざまにTONTONお求めいただくお客様が増え念珠道ではブームになった。なんのことはない、顔の広い洗足のお客様のお供大ばかりと後でわかった。そんなに出るならもっと在庫しようかと発注する一歩手前で押しとどめたからよかった。危うく十三仏だらけになるところだった。

さて、その十三仏の霊場でご縁仏の念珠玉を配っているのを知ることができた。

腕輪なので、あっさりしたものだ。ここから片手に作り変えたいとのご所望である。

輪っかの大きさは十二分なので房をつければOK。けど親玉、ボサ玉がない。

親玉を足す必要があるので、老山白檀を使用することにした。

刺高(いらたか)念珠の修理

残念ながら修験道は若い時にやりたいと思いつつついにその縁をもてなかったTONです。が、他のことと同じで(巡礼に行きたくても見送りばかり、坊さんのお誘いを受けながら真言宗も曹洞宗も、天台宗も行けずじまい・・・)どういうわけか直前にダメになっちゃう。

おまえはシャバで修行を積んで来いということなのだろうと現在に至るTON。

おかげで、念珠のお直しなら負けないよ(あ!そこがいけないのか・・・ナ)回峰行者用の大平も随分作らせていただいたけど、山に入って切れたらどうするのかなと思いながら、絶対切れないお念珠を頭に描きながら、他業界を探し回って切れない中糸を見つけたこともあった。職人泣かせの糸だけど、ちょっとやそっとじゃ切れないの。

修験の刺高念珠だけど、この部分はさすがに手直しせざるを得ません。

一時間もあれば御の字で、今日の行に必要と思ってすぐに直させてもらった。

下がり紐は色を変えました。
完成。

いつも考察

お直しでお預りする念珠を見ているとそのたびに勉強になる。

糸は何故切れるのか。どこで切れるのか。どういう使い方をしていたのか。どういう材質なら良いのか・・・etc.etc

お寺ものは、在家ならまず擦ることはない水晶ものでもきちんと数珠らしい跡がつくほど擦ってくれるおかげで玉の当たり所がよくわかる。これは結構糸との関係がよく見えて重宝する。

へ~って思うところが減る。宗派ごとに比べられたらまたおもしろいだろう。天台の平玉の水晶でも過去に直した玉の状態も写真に撮っておけばよかった。

直して勉強です。

念珠の制作、修理が可能ということは、いろんなことにも応用が可能ということで・・・ネックレスは日常茶飯事として、根付紐(江戸時代の秀作をだいぶ見させていただきました)、羽織紐(着物を持っていないのに)、タンス飾り(古い房の形状が残ります)、特殊結び(これはもう勉強です)、etc、etcいろいろやってきましたね。で、今回は小型印籠の飾り紐。まるで念珠つくりです。房までついてますからね。

実に実に勉強になります。

象牙蒔絵入り印籠
完成。

作り替え三点

ネパールものかと思うけど、臨済宗の形に仕立て直し。

素朴でいいのだけれど、穴ぐりも素朴である意味大変。

完成。

木玉もとても素朴。

完成。水晶仕立てと瑪瑙仕立てにしました。

水晶切子のネックレス。どこでも見る一般的なものです。女性の好みのわからないTONでありますゆえ、首周りの装飾として付ける人も少なくなっているのかな。真珠のネックレスと同様で、タンスの肥やしになることが多くなってしまったということも否めませんね。

で、お客様の持ち込みのご依頼としては、念珠に衣替えしたほうが良いのではということでありました。

ネックレスにする玉と念珠の玉の根本的に違うところは玉穴の大きさ。片や( ̄▽ ̄)イコールおっとっと、こっちです ≒ 1mm

かたや≒1.8mmです。この0.8mmの違いが大きいの。

そして穴周りの面取りです。そっと首にかけている装飾品と違って念珠は法具ですからね、じっとしてはいないわけで、動的なシーンが多いわけです。太い糸をなるべく通して持ちが良いようにしたいというのが正直なところです。

でも小さい穴ながら懸命に通しましたよ。茶水晶の道具と合わせて出来上がりです。