讃祷歌。
仏教歌のひとつと言える。
一度でも聴かれたことのある方なら、仏教歌というといぶかしがるだろうほどに
その枠を越えて、日本人の美しかった心を歌い上げている。
全く新しい分野の歌と考える。
作者の心から零れ落ちる旋律を、自ら書きとめて
楽曲とした。
新堀智朝尼の生前中250曲近くを世に出され
風のように去って逝かれてしまった。
人の心の荒廃を嘆かれ、生涯を心の復興に捧げた。
駆け足で逝かれ、遺言のようにこの歌を遺された。
だから僕にとって、特別な存在なのだ。
最近知り合ったS師に楽譜をさしあげたところ
感動のままに
書き留め創作してくださった・・・散華。
一番好きな観音さまの歌も散華になっていた。
♪いとけなき子らに
よみじを照らしつつ
み手には乳びたれさせ給う
南無観世音・・・・・
オンアロリキャ ソワカ
しばらく聴くことができなかった旋律が
目を通して、心に響きわたってきた。