今日もひとつ得した気分

最近、夜更かしが続く。
といっても、たかが知れてはいるけれど。

夕べは、パソコンに向かいながら、NHKアーカイブスを見ていた。
http://www.nhk.or.jp/archives/nhk-archives/past/2006/h070311.html#02

ドキュメント人間列島「64歳の新人医師」という内容だった。
27年間の教師生活にピリオドを打ち、50を過ぎて、京大医学部を受験し、医師国家資格を8回チャレンジし、
見事合格する。
その64歳の研修医生活を追ったものだった。

84歳の天寿を全うするまで現役で頑張ったと言う。

見るつもりではなかったけど、その情熱に引き込まれ、
魅入ってしまって、仕事どころではなくなった。

学生時代の同級生との対談のシーンがあった。

かたや、老齢の押しも押されもしない病院長。はじめから医学の道を行った彼の友人であり、
かたや64歳の新米医師である。

全くの同い年ながら、容姿も体力も覇気も全く異なって見えた。
老いという時間を享受していく者と、
夢を実現していく情熱の時間の違いがそこにあるように見えた。

その格差に夢を持つことの大きさを如実に垣間見た。

ひとつ教えられた。
得した気分。