焼きつきました

ずいぶん靖国神社は騒がしかったようだ。

一度、この日に行ってみたかったのだけれど、
なかなか思うにまかせない。

お盆を意識して人も配置していたのに…
今日は、店内は閑古鳥が鳴いていた。
この暑さ、お客様も出そびれるよね。

あ!これなら、出られるぞ。
と思いきや、こういうときに限って仕事が舞い込むもののようで、
気付くともう1時をはるかにオーバーしていた。

朝、九段に行きたかったのに…
じゃあ西に行こう。

と言うことで、

店の備品を求めに船橋に足を伸ばすことにした。
表に出たとたん、
いやーーー溶けた。
もう…トロッっと溶けました。

昨日にも増して陽射しが差し込む。
チクチクしてくる。
ここまで来ると、かえって気持ちがいいくらい。
と言いたいが、

さっさと、車の中に逃げ込む。
けど、窓を開ければ、熱気で息ができない。

これは、まさしく地獄の火か…

終戦のこの日に、この火のような日。
はい。

しっかり身に焼きつきました。

暑さのかわりに…

浅草ではないけれど
夕日がきれいでした。

群馬では40℃を超えたという。
どうなってるんだろうね、この気候。

お盆

毎年8月は不思議な感覚にとらわれる。
お盆をはさんで、普段にないお客さまの来訪もある。

店が混むのは7月のお盆なので、仕事の感覚を離れて
少し客観的に見ることができる。
ただ、この月は普段とは感覚が、まったく違ってみえる。

口で表現するにはかなり難しいのだが、
しいて言うならば、
彼岸が近づくとでもいうのだろうか。
ご先祖が川のむこうから訪ねてこられる、
とでもいうことだろうか。

断続的に混みあう店内をよそに
毎年のように考えさせられるお客様の来訪が多い。

今日は、
代々霊を感ずるという母子の願いで、念珠を製作させていただいた。
僕には、そうした姿が見えるわけではない。

ここに入ると気が落ち着くと、
入ってこられたときの険しい顔が
みるみる表情を和らげられる。
小一時間話をされていかれた。

毎日、接客させてもらう方にこうした方が
必ずいらっしゃる。

川向こうを感じざるを得なくなる。

普段おろそかにしている

父の眠る仙台の墓に向かって祈りなさいと言うことか。

サーマインドの心臓部

もともと、
サーマインド用に製作した白檀プレート。
通常は、蓋はつかない。

香合仏の職人の手作りなので、
どこまで小さく、そして緻密にできるか
試験的に製作したのがきっかけなのだが…

開いた口が閉まらなくなる驚きの彫りを実現してくれた。

ミニ香合仏…いや、
超超ミニ香合仏というべき大きさに仕上がっている。

これこのとおり、超ミニぶりがよくわかると思う。


左から、通常の香合仏、手作りミニ香合仏、超超ミニ香合仏

縦21mm×巾16mm×厚み6.6mm 
重量1.1g

就業時間中なれど…

ここ最近、昭和史に熱を入れている。

油山事件を検索しているうちに、
たまたまGoogleに引っかかってきたのがこの項目だった。

九州一の侠客の息子として生まれ、
戦中は国会議員となり、戦争反対を唱えることで、
投獄され、死線をさまようとする時に、聖書と出会う。
戦後は牧師となり、その傍ら北九州市初代市長となった、
吉田敬太郎師の人生を綴ったものであった。

汝復讐するなかれ

本来冊子だったものを、メソジスト教誨側でWEB上に公開したのだそうだ。
短編小説程度はありそうだった。

7月盆より人足は少ないとはいえ、お盆本番の真っ最中。
なのに、奇想天外さと、真摯な生き方に興味を覚え
つい、つい、読みきってしまった。

仏教に囲まれて仕事をしていると
(キリスト教やイスラムもたまあにあるが)

因果律で物事を考える癖が付いてしまう。
(師も最後あとがきに記されていた)

神の愛という救いの概念がとても新鮮に映った。

学生時代にもらった聖書を読み返してみようか…

仏像製作

仏像の製作の行程をそれぞれ出してもらった。
なかなかめんどくさがって出してこないものなのだが
なんとか揃った。

一般に仏壇に納める画一化された仏像ではある。

釈迦如来の柘植(つげ)だ。

原木の柘植材
仏をその中から現れていただく。

荒彫り

中彫りで目鼻立ちがおぼろげになってくる。

ここへの行程もいくつかあるのだがカット。
仕上がり状態となる。