何年ぶり?

何年ぶりだろうか。
今日は店を閉めて社内研修をした。

鎌倉の香司に行こうかとも思ったが、
まず香の素材や製作工程がわからないと
と言うことで、業界NO1の日本香堂の池袋工場に決めた。

断腸の思いで貼って出かける。

有楽町線の要町駅から歩いて数分の住宅街の中に
池袋工場は位置している。

店のみんなは駅で待ち合わせながら工場に集まる。
僕は自転車で現地集合。

浅草からママチャリでも40分あれば着いてしまうのだから
近い近い。
こんな都会の真ん中のしかも住宅街のまんまん中に香りの工場が、
どんとあるわけで、知らない人は、ホント驚くよ。

工場に近づくと以前と様子が違う。
外見は、日本香堂のNKロゴがあちこちで自己主張している程度の変化はあったが
何も変化しているようには見受けられない。
しかし・・・絶対何かが違う。

そう。

周囲に漂っているはずの線香の匂いが極端にしないのだ。

あとで工場内部を案内されて、ようやく納得することができた。
つまり、脱臭のシステムを駆使して、線香の匂いを表に出さない努力をしているのだ。そうすることで環境を守る努力をしている。


(材料の話し)(材料を練る工程を案内された)

製作工程を見学後、今度は場所を青雲記念館にかえて線香の素材のレクチャーを受ける。

普段は製品の姿となったものしか目にしないから、
なかなかここでしかお目にかかれない素材体験は貴重だ。

龍涎香(りゅうぜんこう)や麝香などは最たるものだろう。

マッコウクジラの結石だ。

消化されないイカのくちばし部分が結石化したの塊というだけあって、近寄って見るとまさしくその通り。


麝香鹿の香のう・・・

なかなかお目にかかれない珍品だ。

などなど、伽羅の数々も含めて、材料の豊富さには
何度見ても感心するばかりである。

さあ明日から、販売現場で何か変化あるかなあ・・・

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