子供と大人の境

成人年齢を18歳に引き下げる議論が起こっている。
荒れる成人式がこの時期よくニュースネタでながれる。
辟易する。ニュースとして流されるほうも流されるほう。
議論はその道の人に任せるとして、自分を振り返れば18歳にはすでに社会人になっていた。
当然、仕事場では大人として扱われた。
自分が未成人だなんて考えたこともなかったし、甘えは許されなかった。
技術屋として設計を間違えれば責任を取るのは当然のこと。
結果が出るまで徹夜仕事も当たり前に何ヶ月も続いた。

そうやって責任は取ってきた。

大人の中の未成年ではあったが当然のように酒も飲むし、煙草も公然と吸った。
「君はまだ未成年だよ」などとたしなめられたことなど一度もなかった。
だからこれで何で選挙権がないのか不思議でならなかった。

大学は夜通った。
当時は学生運動の末期。全学連の昼間の学生が二部の教室にまでオルグによく来た。
しかし、数名の学生を除いて、僕ら二部の学生は皆で総スカンした。
僕らは眠い眼をこすりながら仕事を終え、必死に机にかじりついていたのだ。
だから蔑視していたのだ。親のすねをかじりながら社会活動もないものだ。
社会も知らん子供が何を言っているのかと。

社会や仕事への責任という一線が、大人と子供の境のような気がした。

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