たいへんな状況

早朝から隅田川両岸は、場所取りの人でいっぱい。

ジョギングのコースは隅田川の河川管理道路だから3m巾。
そこにシートを敷いて陣取り、おまけに日よけのためにブルーシートで屋根までこさえ、にわかホームレス村の如く様相となっていた。

藤棚のように高い位置でなら直射日光を防いでくれるから下を通る者によいけれど、残念ながら思い切り低いのだ!おいおい・・・

胸の高さそれ以下でシートを引っ張っているから、障害物競走のようなのだ。
いちいち腰を曲げてシートの中を通ることになる。

他人の家に土足で上がって通り抜けているみたいだ。

朝が早いからだろう、場所取りの若者たちは、その上でかまわずごろ寝している。
桜の季節なら、所狭しと占めるシートも桜の下に限られるから、通路は十分に確保されている。けれど、花火客は土手沿いがメインである。僅か3mの道巾をブルーシートが占める。どこを通れと言うのか。

所によっては人一人通るのにせいっぱいの空きスペースが通行者のための通路となっている箇所も散見した。

けれどその上を通勤族の自転車も勢いよくすり抜けていく。

おまけに同じ通路を歩行者が交互通行で通る。
そして走る人も。

おのずとはみだして他人の家(シート上)をかまわず走らざるを得ない。
同系色のシャツを着て寝ていられると気づかない。
あやうく何人か踏みつけそうになる。

ついに一人、通路にはみ出してごろ寝をしている若者の顔面が足元にあった。
「わっ」
思わずぴょんと飛び跳ねる。

何か危険を察知したのだろう。
若者も無意識に手で振り払おうと仕草をする。
「ガツ」
その手を思い切り蹴飛ばした。
そばにいたギャラリーは笑っていた。僕は冷や汗をかいた。

ちゃんと謝ったけれど、僕の誠意は届いただろうか。。。
後ろを振り返る余裕はなかった。

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