一時期手相に凝ったことがあった。
随分昔の話のことゆえ、どの線がどういう意味を持っていたかなんて、とうに忘れてしまっている。
と、思っているのだけれど・・・
仕事上、ネットで販売するお客様に対して、商品を手のひらに乗せて写真を撮る機会が多い。
見てもらってokをもらうためだ。
そんなときはなるべく指紋が見えないようにアングルに気をつける。
自分の手を広げるのは、なんだか恥ずかしくなる。
でっぷりしてるとか、しわが多い、とかそういうことじゃあない。
見透かされちゃう。なーんて思ってしまうんだろうなぁ。
そんな眼が心の根っこにまだ残っているようだ。
手のしわは、最大の個人情報だと思っているからなのだろう。