2009年2月3日の日記にこんなことを書いた。
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珊瑚にまつわるお客様との不思議な出来事(僕的には当然なのだが・・・)を書いたのだ。
そのSさんが突然現れた。
お化けではないのだから現れたと言う表現は不適切かも知れないが、本当に驚いたと言うことに関しては、引けをとらなかった。
何故って・・・
前の日記の主人公、話題の主になる、彼の赤ちゃんを抱いての登場だったからだ。
彼はそういう意味ではいつも脅かして・・・驚かしてくれる。
180cmを超える長身に鳶の仕事で培ったがっしりした身体に、ねんねこを首からかけてカンガルー父さんになっていた。
童顔がさらに笑みでほころんで挨拶をくれた。
しっかりものの奥さんは、すっかりスリムに戻っていた。
以前とは感じが違うなあと思うそのギャップは、やはりおかあさんとしての貫禄から来るものなのだろう。
母親は父親より、親としては1年先輩なのだから、二人並んでいると、童顔と言うことをこっちにおいていても、女性に分がある。
「一ヶ月たったんで、やっとお礼に来れました」
開口一番のSさんの言葉だった。
今どきの若者同士に一見するが、子供にかける思いは、人一倍強かった。
店長に見せたかったという言葉に、思わず涙腺がゆるんだが、彼には悟られなかったろうな・・・
TONの上さんがちょうど店の手伝いに来ていた。あのSさんだよと噂の主の来店を上さんに告げた。
彼女の興味の対象はSさんもあるだろうが比重はもちろん赤ちゃんであったのだろう。
十数年ぶりに抱く乳飲み子の感触。
メロメロやなあ・・・
孫とはこんな感触なのかもしれない・・・
などと、上さんにそっと言いながら、心配する若夫婦を横目に老夫婦は、しばらくの時間、孫の擬似体験をさせていただいたのだった。
また来てね。
懲りてなければ・・・