経典のイメージチェンジ

普段使いのお経典でも、紙のぺらぺらの表紙からドンスがけにすると随分イメージが変わるものだ。

お釈迦様が生涯をかけて顕してくれた人生の指針である大切なお経典なのだから、これくらい大事に使いたいものだと思う。

お経典について思うこと。
日頃感じることがいろいろある。
が、僕も含めてお経典をなおざりになりすぎていないかちょっと気になる。

般若心経一つとっても、お店では210円で手に入る。
お金があれば簡単に交換することができる。

もちろん210円を手にするには、汗水流してようやく手にする人もいるだろうが。

しかしその般若心経には、人生を大きく左右するほどの貴重な命の光、指針が散りばめられている宝石のような宝箱なのである。

心眼の働かぬ者、人生に飢え渇いていない者には、単なる二百四十余文字の文字の羅列にしか思えないかもしれない。
けれど、限界線を綱渡りしている者には、まさしく強い味方となるのだ。

二十歳代に悩み苦しんだ時期に、心経の文言に救われた。
色素癖空空即是色に救われた。
TONちゃんとてそんな時代があった。

そう思うと、お経の取り扱われ方が僕には気なって仕方がない。

お釈迦様が一国の王子という栄耀栄華をかなぐり捨てて、生老病死苦の根本に命がけで挑まれ掴み取られたお経の一言一句。

それをどう扱うかは、受け取る側、バトンタッチした側の姿勢そのものだと思えてならない。
骨と皮になるほどの荒行の末にお経を読んでみなさいとは言わないが、それ相応の心の姿勢、構えが受け取る側に必要なことは、当然のことなのだと思う。

さあて、取り越し苦労もそこそこにして仕事に戻らなくちゃ。

塗香入れ各種

塗香入れです。

小型です。(直径45mm・厚21mm・16g)

左から紫檀(3200円)・桜(2520円)・黒檀(3200円)です。

大型です。(直径50mm・厚21mm・22g)

同じく左から紫檀(3675円)・桜(2800円)・黒檀(3675円)です。

彫り入りです。
黒檀のみです。

左:宝相華文様 ・ 右:龍文様
小は4200円・大は4725円

象牙もあります。一品ものです。

126000円

大と小の大きさ比べです。

こうやって蓋を取り塗香を入れ、脇の小穴から出して使います。

御影堂付近

浅草寺は神様仏様のデパートのようなところ。
それもそのはずで、明治維新まで、浅草寺塔頭(たっちゅう)に奉られていた仏様や神様が廃仏毀釈のあおりを受けて、廃寺、取り壊しの憂き目に会い一つところにまとめられてきたという経緯があるからなのです。

本堂の西側に御影堂と呼ばれるお堂があります。
御影堂と書いて何と読むか。正しく読める人は実に少ないのです。

「ようごどう」と読みます。

ここには干支による守り本尊が聖観音様を中心に祀られて善男善女のお参りに事欠きません。

ただ、その存在を知らない人も意外に多いですが。
以前は、本堂東側公番の後ろあたりにありましたが、境内に分散していた堂宇と共に現在地にまとめられました。

なかなかよい姿をしています。


ちょっと東大寺大仏殿を連想してしまいそうです。
かなりミニチュアですが・・・


なんともいえぬ落ち着きがこの空間にはあります。
浅草寺門前の雑踏に疲れたらここで一服するのをお勧めします。

おいしそうな・・・
いやいや、かわいい鯉たちも出迎えてくれるでしょう。


都内最古(1618年)の石橋も現存です。
もとは随身門今の二天門に向かって架けられていたようです。

白檀の香合仏ストラップ

サーマインドのパーツに使っている香合仏よりは大きいけれど、そこそこ大きくしっかり彫れています。

これで5250円は、お買い得では?

守り本尊なので、子・丑寅・卯・辰巳・午・未申・酉・戌亥と8体揃っていますよ。

クッション手作り

玉と玉の擦り合わせが長い年月には、えぐれるほどのキズになる。
それを避けるために、特に宝飾関係ではよく使う方法なのだが、
中間に結び目をいれたり、シリコンの円盤を入れたりすることで玉が直接擦りあわさないように工夫する。

念珠で初めて承った。
けれどあいにくこれほど大きい玉のシリコン板なんてないのだ。

仕方なく、既製品がないのなら自分で作るほか道はない。

で、作ったのがこれ。角から切り出していったので時間のかかること・・・

半透明のゴムなので、目立ちにくく作ることができた。

でも・・・

もういいなぁ・・・