火をつけるよりよいのです

線香や座敷香は火をつけることで手軽に香りを楽しむことができます。
ほんとうに便利です。

ただ、ちょっと考えていただきたいのですが、香りはどこから漂うのでしょうか・・・

燃やすから出る。

そうなんです。確かにね。

もっと正確に言えば燃やすとどうして香るのかということなのです。

実は線香の香りは燃やしたから出たものは匂いであって香りにならないのです。
練りこまれた香料が香るのは火のついた部分の僅か下部のまだ燃えていない部分の香料が、熱で蒸発することで、煙の分子とともに空気中に漂うことで香るのです。

燃えた部分の匂いは雑味となります。
だから本当に出したい素材の香りと混じり合ってしまうのです。

ゆえに本当に良いお香は線香状でも直接に火をつけないでこんなことをしてみると、全く違う香りを楽しむことができます。

ちょっと温度を上げればこうなりますが・・・

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