手元供養ということ

この九谷焼の美しい入れ物はなんでしょうね・・・

お骨入れでした。

ね。

分骨用としてもまた、ペットのお骨入れとしてもご使用頂いています。

少し前までは散骨があまりにも現実からかけ離れた供養の方法と絵空ごとのような状態だったものがここに来て相談されることも頻繁というほどでもないけれどお答えできないといけない状況になりつつあることも現実です。

特に相談されることが頻繁になったのは、お嫁にこられご実家に後継がいらっしゃらないというケースです。
家の制度が法律の中から消え、戸主という考えがなくなった現在も習慣としては続いている日本の制度の矛盾が先祖供養ということにまで口を出してきているのです。

後継のいない家はご先祖のお守りは継続することができず消えていきます。
お嫁に行かれた方の総研にかかってくるわけで、お守りしていたお寺さんも柔軟なシステムが要求されていかざるを得ないわけです。

なんだか隔世の感があります。