念珠の宿命

何を写したかわかりますか。

水晶の装束念珠です。

お坊さんが法要の導師を務める時などに使われる大玉の水晶の本連です。

最初の頃はツルツルの水晶のはずです。

念珠はご祈祷に使われてなんぼのものです。

で、こうなるのです。

すでに淡雪水晶です。

でも身を削って行に尽くす。念珠の本願でしょう。。。

腕輪・・・

片手念珠ではありません。

大きさから比較して頂ければ一目瞭然ですよね。

腕輪念珠のゴム紐部分を編み込みました。

スケールさえわからなければまるで片手念珠です。

ゴムを組むのは伸縮ゴムだから面倒くさいったら・・・

でも、慣れてしまえばればおんなじなのですが・・・・

で、こうなります。

屋久杉大玉

屋久島の千年杉は「屋久杉」

千年に満たない杉は「屋久島の杉」

表記は間違えないようにしないとね。

パロサント

ペルー産のパロサントが僅か二本分入荷。

インカの神木として邪気の祓いに使われた香木。

ワシントン条約にかかってからは輸入量が激減して入手困難な状況。

香りのおもしろさを実感できる木です。

江戸期の仏像

元和巳未作となっていたのでざっと400年前のものとなる。
鐫あと荒い感じだったがバランスのとれた良い作だ。
江戸時代初期、不動講の信者の家ではないかとお聞きした。

今はこういう素朴ながら魅了する作風が何故作れないかなぁ。

自然に手を合わせてしまう。
そういう作風を生み出す。それが一彫入魂の世界だと思う。

そんな作品を作りたい。