無煙、無香という世界

ついに日本香堂からも出よりました。

無煙、無香のお線香。

数年前から他社製品では販売していましたが、ついに大御所が動きました。

そもそも香りを差し上げることが供養なので、煙がないものはまだしも(煙のないお線香も一言あるのですが)、香りがないものはありませんか?

と聞かれると、なぜそんなものご先祖に差し上げるのですか?と問い返してしまうTONでした。

だから、メーカーの営業さんからずーっと勧められてきたにも関わらず、ずーーーーーっと拒んできたTONでした。最近はどこも諦めてしまったのかその手の商材は持って来なくなりました。

が、リリースすることにしました。

なぜか・・・

というと、使用目的をちょっと考え直しました。

あ!そうかぁ!

目先を変えて種火にできるということに気がついたTONなのでした。

コペルニクス的転換だよ・・・・(そうでもなかったようですが・・・シュン)

お焼香をするときは香炭(香たどん)を使います。
その香たどんの代わりになって便利ということなのです。

香炭って案外高いし、取り扱いも不便なもので、かつ一個が燃える熱量もあるから香炉が熱くなりすぎてしまうことがあるのです。

その点、この線香を使用すると、火加減も本数で調節できるし、余計な香りもしないし。

とくに浄土真宗はお線香を横にしてそこに沈香やお焼香をパラパラとしますので、香りがないことがちょうど良いように思ったしだいです。

無香だから無効にならないように、
無煙だからって無縁でありませんようーーーーに。