この仕事をしていると、「珠」のものならなんでもごじゃれと思われるのか、様々な個性を持った製品が持ち込まれ、修理の依頼が入ります。
つい先日創らせてもらった華鬘(けまん)の房もそのひとつですが、ストラップあり、羽織紐、仏壇の取手房、ネックレス、指輪、ワイヤーブレスレット・・・etc.
と、本当に様々です。関連性のあるものだから、やれませんとは言いたくないし、その心を知ってあえて持ち込まれるものもあります。
今回は、玉を利用して念珠に仕立て替えというお仕事。
まず、
孔雀石のネックレスです。
グラデーションに加工しているので、ちょっとやりにくいのですが、使用する石の配置によって男性用や女性用が作ることが可能です。
ネックレス用なので穴繰りはこんなものです。
完成!
こちらは切子水晶のネックレスです。
親玉や二天玉を足してエイヤッ!
こうなるわけです。
眠っている宝飾品はまだまだあるのでしょうね。
休眠のままにしておくことを考えれば、活かしきるということの方がいいに決まっていますから、腕を磨くしかないようですね。