ジルコンの素材に始めて出会ったのが三十年前。当時は誕生石を貴石ではなく宝石で腕輪念珠を作りたいと思っていたのだが、ネックはダイヤモンドだった。
取引していた台湾の宝石加工所に伺った時に魅せられたのがジルコンだった。
もちろん日本ではまだ念珠としては流通していなかったからキラメキに一発でときめいたのは言うまでもない。
そのときはローズアメっぽい色合いは数が少なく、無色透明のものが多く文字通りダイヤに見間違う。カットがされているものも良いのだが、丸玉がまたいい。
屈折率の関係で光を中に閉じ込めるという表現が似つかわしいのではなかろうか。
この念珠は最近の玉だが、お嫁に行くのが決まりサイズ直しのため改めてまじまじ観察してみた。
あ~やっぱりいい!