生きる。

大きな幹を切り落とされてても。。。たくましい。
雅子妃殿下に因んだ桜木「雅」が芽を吹いていた。 向島にて。
以前なら向島の町会有志のテントが軒を連ねるはずなのだが、ぼんぼりの姿も見ることはない。
枝がこんなに落とされちゃっちゃぁ・・・桜本来の美はどこにいってしまったかわからない。

浅草のそら  あれから27年かぁ。。。

オウム真理教によるサリン事件が27年前の今日、日比谷線内で撒かれたサリンによって引き起こされた。朝の8時ごろのこと。ヘリまで用意されていて空中散布も計画されていたとか言うが、信憑性はわからない。けれど亡くなられた12名と後遺症で今でも肢体不自由を余儀なくされたご本人とその家族の人生の変貌、苦労は歴然とした事実。宗教の名を借りた蛮行は言語道断な所業。信仰の世界に汚点を残した事実は消えることはない。

95年って阪神大震災で傷の癒えない動揺期に様々苦しんだ年だったんだなぁとふり返えさせられる年だ。まったく。

浅草のそら

浅草のそら  三月十一日

そう。。。
あの時もこんな朝だったよ。

11年経ったとは。

普通に朝を迎え、普通に仕事して、普通に食事をして、普通に仕事を終えて帰路につくはずだったのだから。

遅い昼食を食べていると足元から揺さぶられた。大丈夫だろうとタカをくくっていたのに。

普通なら収まる揺れも何十秒かを過ぎるのにますます激しくなって、こらあかんと店内に飛び出した。棚に陳列していた商品が揺れに合わせてポンポン飛ぶ。軽い香炉は目も当てられない。手で押さええようとしても自分が揺れているから捕まるのが精一杯。

店の子はお客様とスクラムを組んでこらえている。

どこかで外壁の落ちる音がする。外に逃げるのは危ない。かえって外に出るのは危険だと咄嗟に判断できる。そんな揺れが何分続いたのか。

今朝の東武橋
以前はここに枕橋そばがあった。ちょっと風情があったのだが。
お年寄りが一人で店を開けていたのだがいつからかシャッターが開なくなってしまった。

11年前の浅草のそら 真っ青だったね。