今年こそ巡礼に行くつもりなのだ。
その足に使うための自転車趣味を再開した。
実際に走ってみると期待と現実の間には、
予想以上のギャップがあることに気付いた。
まず操縦性への戸惑い。
二十歳過ぎに富士山の頂上から下った時以外は、
趣味の自転車でフラットのハンドルバーは使用したことがなかった。
マウンテンバイクのような横棒のハンドルだと姿勢が固定されてしまうのと
まともに振動を受けるから肩が凝ってしまうのである。
だから、ずーっとドロップハンドルだった。何の違和感もなく使用していた。
今回久しぶりに使うとドロップのハンドルが思いのほか扱いにくい。
姿勢も低い。あれ?こんなもんだっけ・・・
下りがおそろしく恐かった。これはショック。
スピードコントロールがうまくできなかったこともあるけど、
恐さ知らずの飛ばし屋は全くもって影を潜めてしまった。
単に不慣れと思えば思えなくもないが・・・。
しばらく乗っていれば慣れるだろうか。
柔軟性の欠如。
足をペダルに固定するためのトークリップというのがある。
ひも(ストラップ)でがっちり締めるのだが、
締めようと手を伸ばすとペダルに思うようにに手が届かない。
原の肉が深く影響している。
そして、肥えたわが身の現実。
写真に写ったわが身の姿の超かっこ悪さ。
え!何これと・・・ 絶句。
悪いことばかりでもなかった。
脚力。
30年まともに乗っていなかったのだから、長い坂は登れないだろうと諦めていた。
予想に反して、全く苦にならないむしろ楽しいくらいだった。
箱根越えはまだ無理とは思うが・・・
思うとするとでは大違い。
予想に反することばかり。
昔取ったきねづかというのは、話一割と考えるべきだと実感した。