久しぶりに作りました。


いろんな作り方がありますが、この方法がコンパクトに仕上がるかな。
特注での製作、試験的に創った念珠などなど。
久しぶりに作りました。


いろんな作り方がありますが、この方法がコンパクトに仕上がるかな。
最近はネックレスの持ち込みが多い。
形見で頂いたネックレスをもう付けることがないまま眠っているより念珠に直せるものならとの思いで持ち込まれる。
こちらは、甲府の宝石園のタグが付いたままになっていた。
一度もつけないままだったのでしょう。

通し糸を切って穴の状態を確認してみます。

あ!これなら大丈夫。
日本国内の磨きのようで、玉穴の磨きに繊細さが感じられた。

ということで仮通し。

あとは、編み込みをして房をつければ完成。
お客様持ち込みのマラカイト腕輪。

そこに当店の蛍石を足しました。

1+1=2ということです。
時々修理に持ち込まれるのだが、同じお客様からというのではなく、各方面から持ち込まれることを考え合わせると、昔、女性用の念珠として流行ったのかもしれない。
黒い部分は今ならさしずめオニキスということなのだろうが、これは黒曜石をみかん玉に挽いたもので、手作業で磨いた痕跡がありありで、一つとして同じ玉が見当たらない。
それに赤珊瑚の二天、興味のそそる真鍮のボサ玉 etc.etc.
房は一つ。
当時としては結構な値段だったのだろうと思う。
それだけに、お嫁さんや娘への形見として伝えられたのだろう。
ということで、原型のイメージを損なうことなく、玉数の間違いも正して、房も作ることとなった。

最後に房を切り揃えれば終了。


サーマインド。
老山白檀のプレートに浅草の観音様を彫り込んで腕輪に組み込んでの企画はずいぶん以前の創作。
全然古さは感じない。
むしろパワーストーン全盛の(少し下り気味かな)今だからあえて木製がいい。
完全手彫りのプレートだから、皆お姿が異なる。
TONの好きな一点だ。
ただ、彫れる人が難しくなってしまった。
プレートがなくなったらどうしよう・・・か。頭が痛い。

この仕事をしていると、「珠」のものならなんでもごじゃれと思われるのか、様々な個性を持った製品が持ち込まれ、修理の依頼が入ります。
つい先日創らせてもらった華鬘(けまん)の房もそのひとつですが、ストラップあり、羽織紐、仏壇の取手房、ネックレス、指輪、ワイヤーブレスレット・・・etc.
と、本当に様々です。関連性のあるものだから、やれませんとは言いたくないし、その心を知ってあえて持ち込まれるものもあります。
今回は、玉を利用して念珠に仕立て替えというお仕事。
まず、
孔雀石のネックレスです。
グラデーションに加工しているので、ちょっとやりにくいのですが、使用する石の配置によって男性用や女性用が作ることが可能です。


ネックレス用なので穴繰りはこんなものです。
完成!

こちらは切子水晶のネックレスです。

親玉や二天玉を足してエイヤッ!

こうなるわけです。
眠っている宝飾品はまだまだあるのでしょうね。
休眠のままにしておくことを考えれば、活かしきるということの方がいいに決まっていますから、腕を磨くしかないようですね。

通常の屋久杉の大玉(10mm)にアラカルトでトルコ石とインカローズを足しました。
トルコ石は腕輪用で穴が少々小さかったので、正絹紐は通りません。
しかたなくゴリゴリ自分で開け直しです。
ただ、トルコ石やラピスならば、専門工具がなくともヤスリ一本あればこんなことも朝飯前のTONです。
屋久杉の素材がだんだん手に入りづらい環境になってきていますね。ちょっと心配です。
老山白檀のようになってもらいたくないものです。
誰が今のような老山白檀の入手困難状態を予想していたでしょうか・・・
芳醇な屋久杉の香りは、ナチュラル志向の方には、正しく「グー!」でしょうね。
若い頃(今も十分若いが)、「TONさん、若い娘は小麦色が好きか、白いのが好きか」と突然先輩に聞かれた。東北生まれの母を持つTONさんとしては、「白い娘がいいですね」と熟慮して答えた。
この先輩というのが、職域のテニスの部長をして足が長く小麦色で絵になる男だった。
「なに!白いのなんて病気みたいだろ。小麦色だよ小麦色」
んなら聞くなよ。とも言えず腹に収めて、「そうですか白いほうがいいですけどね・・・ムニャムニャ・・・・」
と、この時期になると不思議と思い出す。
当時は「小麦美人コンテスト」なんていう催しが、海水浴場では盛んに行われていたものだ。
遠い目・・・・・・・。
が、最近はどうだろう。
紫外線はカエラだに悪い。夏の日光から皮膚を守ろう。とばかりに真夏を過ぎても真っ白な女の子がゴロゴロ(失礼!)いるではないか。
その先輩がどれほど嘆き悲しむだろうか。・・・と思うと、ざまぁみろと言いたくなる。
ま、そんな話はこっちに置いておいて、何が言いたいかというと、白さを保つためにはづ市営るかということなのだ。
長い手袋をするのも一考。
けれど、今はスグレモノの日焼け度目のローションが一般的になっている。
実は、これが曲者なのだ。
念珠にとってね。
この時期、腕輪念珠のゴムに実の過酷な時期なのだ。大量の汗、強い紫外線。お肌はローションで守られていても念珠までは守れません。
おまけに・・・日焼け度目クリームはラピスや珊瑚、トルコ石といった多孔性の貴石には、鮫肌状になったり色変わりなど、悪影響を及ぼすことを案外知らない方が多い。
甚だしい場合はケロイド状になってしまうことも。
おまけにお直しして通し直したシリコンのゴムが・・・結べない。ときた。
いつもの調子で結んで処理しようとすると・・・あ~~~ら不思議。
スルスル・・・とゴムが解けてしまうのだ。泣かされる泣かされる・・・
しかたない。楔を打って留める。手間が倍かかる。
真夏太陽光がきつい時はラピスやサンゴは避けたいものだ。と思う。


ある大学の先生様からのご依頼によって、こだわり人間の心に火がついてしまった。
まぁそんなにむずかしい注文ではないのだが、念珠製作者としてはちょっとアウトロー的な門外漢的なことに時間を使う羽目になったというか、その世界にはまってしまっている。
肝心要なところを行うためにはそこに至るまでの枝葉のことが案外大事なもので、結果よければ全て良し的にはいかない。
完成に至るまでの道程が絶対に必要なのだ。
というポリシーというか、、、めんどくさいTONの性格なのであるからして仕方ない話なのである。と思ってもらいたい。
まぁやっているうちに楽しくなってきて道を逸れてしまう恐れがあるということの詭弁を弄しているといえるのだが・・・
紐端末の処理に釈迦結びをつけてみたが、左も右も同じ釈迦結び。開くか結ぶかで表情が変わってきてしまう。実に面白い。
今時の念珠の房は、できた完成品の房を接着して端末処理するだけなのだが。
本来はこんな結びの文化を生かさない手はないだろう。と、思う。時間が食うから自ずと費用がアップしてしまうのはやむを得ないけれど・・・
さて、どうしようかなぁ・・・

驚いてあいた口がふさがらない。
まだ世の中にはこんな商売する輩が居るのかと・・・
以前は結構怪しい玉が流通していたのは確か。
珊瑚や琥珀を染めて希少種の素材を騙るもの。
直しに預かっても、喜んでいらっしゃるのにあえて水を差すことはしたくない。
けれど、言うべきことはお伝えしないといけないと思って言う。
一見すると見間違う。
テラヘルツとヘマタイト。
わかりませんね・・・・見ただけじゃ。

大玉がテラヘルツ
小さい玉はヘマタイト
わっかるかなぁ~~~~~。
テラヘルツはシリコン結晶です。軽いのです。
重さが全く違いますよ~~~~~。