うまやはし

隅田川な架かる橋は関東大震災の復旧事業で架け直したものが多い。

仕事の忙しさにかまけて心にゆとりがないせいかじっくりと味わう機会に乏しいのだが、時々立ち止まって見つめることがある。

土木技術者の端くれだったTONちゃんには学生時代現地見学したこともあって、ここに架かる橋梁群は思い出深いのであります。


三径間ローゼ橋(だったかな?)この美しいカーブ。


時代を感じさせるリベットのごつさ。堪らない!


アールデコ調の雰囲気が橋の気品を盛り上げている。

厩はしと言うだけに、ステンドグラスには、おんまの図柄で占められている。

この時間にウロウロしてみると、橋のまた違った魅力が引き立ち映し出されて見える。

風もないのに・・・

無風の暖かさに誘われ人混みのなかに・・・

ん?

暴風にさらされている人、一人・・・

近づくと、人形かぁ・・・

さにあらず。

パントマイムのお方でありました。

芸だねぇ・・・

浅草にちんちん電車(LRT)

ちんちん電車などと言うと、仲間内からしろいめでみられそうなのだが、れっきとした新交通システムと呼ばれてもおかしくない、今最大の注目を浴びている、地球と環境に優しい未来志向のエコな乗り物、ライト・レール・トランジットつまり「LRT」なのである。

そのLRTを浅草に走らそうという計画が、地元有志(浅草商店連合会の交通部会メンバー)によって進んでいる。

地下鉄の10分の一、モノレールなどの新交通システムの5分の一以下、バスのような排気ガスも、乗り心地の不確かさもない、軌道系の新しいシステムとなる。

今まで交通過疎、浅草のチベットとまで足の便の悪いがゆえに不便を強いられていた浅草北部地域にモデル線をと考えている。
その中間報告会に参加したのでした。

北部街づくり協議会の中川氏のモデル線の提言によってLRTの必要性が語られた。
言問橋際始発で今戸神社手前で道路標示どおり斜めに進み、明治通りまで。
明治通りを右折し、川沿いのこれも一方通行の墨堤通りを言問橋際まで戻るループ線。
一周約2.7km。

確かにこの区間は、三車線の一方通行区間であり、真ん中の一車線しか実際は使われていないと言う簡素な通り。

ならば右側部分は軌道も敷きやすいと思う。
しかもこの川沿いは桜のメッカ。
れない成就の強い味方の今戸神社のみならず名所旧跡の数々ある区域とくれば、
しかも、南千住の再開発区域に延伸すれば、こんなに便利なことはない。交通過疎のレッテルはすぐにでも剥がせるだろう。

架線どうするの?と鉄の人ならずとも考えるだろう。

今は、架線を使わない蓄電池型のLRTが開発されて、実用化の段階に入っている。
しかも、急速充電でき、いくつかの電停で充分カバーできるという優れもの。


研究メンバーの田中氏による将来のLRTネットワークの夢も語られる。

浜っ子のTON店長は、昭和47年の市電全廃時の最最終電車に涙ながらに乗っていた記憶が彷彿してきて、こういうことが真顔で話せる環境がこようとはと、感動しながら聞いていたのでありました。

彷彿といっても「LRT」は、あくまでも、ノスタルジーではなくエコロジーであり、利便性、現実性を帯びた採算性を考えた話なのです。
念のため。

ササクサス 打ち止め

一ヶ月に渡って、浅草雷門の地元を舞台に行なわれた、東京藝大と地元のコラボレーション、「ササクサス」も本日を持って興行終了となりました。

慣れない青空の下での、芸術家の卵たちのアート活動だけに、どうなるんだろうとおじさんとして心配したり、こうしたらいいのにと欲求不満にもなったりの一ヶ月あまり。

地元との「なんとなくコラボ」というゆるい感じでよかった気がする。

ササクサス 今

いよいよササクサスも今週末でおしまい。

藝大の若い連中が町中で何かしらパフォーマンスをやっているのは、ほほえましく感ずると同時に、何々祭りと銘打つ大掛かりな催事でなく、この町に来ると何かにあえるという方の凝らないパフォーマンスを四六時中やっているというのが新鮮に感じる。

地下鉄からの上がりっぱなの僕の店のある雷門一之宮通りだから、浅草文化の香りがいつも香る通りであることが大事なのだと言うことを彼らの行動から感じさせられた気がする。内容の良し悪しは別にして。

紙芝居


「通行中の皆様・・・」
昔なら鐘をならすと子供たちがワーと集まったものですが、
始めのうちは、道行く人もどうしてよいかわからないと言う風で、通り過ぎます。
いざ始まると・・・


昔の子供たちも懐かしがって集まりました。


こういう姿が紙芝居の場には似合うんだけど・・・

道路交通法だの何だのと、規制の中に閉じ込められて、本当に窮屈な世の中だなあと感じざるを得ないのが実感とするところ。

子供たちの表情を見ていると、指先だけのゲームでは得られない笑顔が印象的でした。

また公園に、子供たちが戻ってくるのかな・・・


吾妻橋のたもとには、こんなオブジェが現れました。

SASAKUSAS

これがSASAKUSASU


スカイツリーを膨らます。
止めればしぼむ。動的オブジェがこれ。

「子供のパワーにまけてます」
と、製作者の弁でした。

子供は基本的に元気なのだ!


「ハードルが高いですから」
とちょっと苦しい弁。


まあ小学校のバザーに押された感も否めませんが・・・

ちょっと変わりました

念珠堂のある一之宮通りがちょっと変わりました。


(このでかい顔ではありません・・・)


街路灯のフラッグが通りらしい装いになったのです。
な~んだなんて思わないでね。

一所懸命考えたんだから・・・