羽子板市準備

毎土曜日恒例の買い出しの帰り道、
本堂を通り雷門に抜けようとすると何やら境内が騒がしい。

宝蔵門の前でトンテンカン、トンテンカンと作業している群れがいる。

映画のセットでもこしらえているんか???
と、しばらく見ていると、そうでもなさそう。

小ぶりの茶店のような、いつも見受ける出店ほど華奢でもなく、
若干重層な造り。奥山の江戸風出店かと思った。

黒いひな壇には何が乗るんだろう…
とそこまで想像していると、

 羽子板

あ!そうか。もう羽子板市じゃないの。
何度も口にしながら現実目前に迫った「羽子板市」は
すっかり頭から離れていた。

師走はいつもこんな感じになる。

気付くと、もう2月。
なんていうことも毎年の事である。

いよいよ

浅草寺への参道というと、雷門から仲見世を通り本堂に至る
南からの通りが現在は、唯一の通りとなってしまった。
路面電車が走っていた頃は、江戸通りつまり墨田川側から、二天門を通り
本堂に至る通りも参道として機能していた。

その名残を、止める。

昭和33年再建とあるから、当時までは、こちらからの通りも
ある程度重要視されていたことを想像できる。

よく監察すると、てっぺんにはすずらん灯を乗せて
時代を感じさせはするが、手の込んだつくりをしている。

いつか取り壊されるかもと思っていたが
再建される張り紙がしてあった。

新東京タワー建設とあわせて
いよいよウォーターフロントの見直しだろうか。

二天門も急ピッチで化粧直しを行っている。

もともと浅草は、水辺から発達した土地柄。

川とのかかわりを抜きに考えることは出来ない。
ようやく見直しの時期を迎えたようだ。

特殊念珠

少し古い念珠である。
玉は手磨きのため真円ではないのだけれど、
そこがまたいい。

一番の特徴は、房の数である。
各々の露玉から下に二本の房をつける方法は、
なかなかおもしろいが、始めてみる形状でもある。

猫くる

店のシャッターを開けると・・・
サッと黒い影が飛び込んできた。
近所の猫が迷い込んできた。

朝一の来店猫。でした。

どうもメダカが、一匹、また一匹といなくなるその原因者。
すっかり我が家と決め込んでいる。

だから、迷い込んだのではなく、

「ただいニャー」

と帰ってきたつもりなのだろう。

「金と銀の目の猫じゃあ追っ払えないでしょ」
と猫好きのお姉さんにストップをかけられて、
店長の猫撃退は避けられた。

もんだから、安心しての~びのび。

「ここアタチの家」
お食事もできるし(活きためだか最高!)、暖かいし…

お騒がせしましたニャア。

沙羅双樹

今まで手に入らなかった沙羅双樹。
ようやく手にした。

他の菩提樹の実のように枝についていた痕跡が残る。

浅草の今日の空

冬空らしく…冬寒を感じるけれど…

ちょっと目を移すと、これは気持ちのよい高い空が雲間に広がる。