本翡翠と本赤珊瑚

ビルマ翡翠ニ種

本(ビルマ)翡翠ほど変化に富んで、かつ魅惑的な石も少ない。
透明感のあるグリーンが得とも言えない美しさがある。
王に点がつけば玉(ぎょくとなる)上につけば主となる。
つまり王の石=玉=翡翠となる。

赤珊瑚ニ種
女の子には、身の守り、幸せな家庭と安産のお守りとして
持たせてあげて欲しい護符の素材なのだ。

最近なかなか良い玉がないのが残念。

色のそろっている玉を見つけたら即入手する。
二度と逢えないことになってしまう。
そのあたりは、伽羅と同じ感覚だろうか…

いい色に逢うと、はっ!と目が覚めるそんな感触を覚える。

自然保護の観点からも、地球温暖化の観点からも、
ますます入手が厳しくなっていくだろうことは確かだ。

チューニング

当店は人に恵まれている。
人材の宝庫?博物館ともいえるだろうか?
まあ個性の品評会と言ういいかたもある。

元レンズ磨きのプロもいれば
下町の八百屋さんも、酒屋さんも
血液型は全て揃っているし(いたし)
超常識派もいるかと思えば、微常識派も
海の女王もいれば陸王の妻もいる。

縦横無尽の思考がここには凝縮されている。
全く違う発想が集まるから、
だから、おもしろい。

コーラスを以前やっていた。
短い期間ではあったけれど、思う存分声も出したし、
プロを交えたコンサートにも何回か参加した。
これからと言うところでやめてしまったけれど、
面白みだけは体感させてもらうことはできた。

私の声+合唱する他の男女の混声。
未経験者でも通常に考えるとそこまでは想像できる。
けれど、実際に歌う側に立ってみると、
第三の声、第四の声・・・
が、聞こえてくる。
天空から、足元から、両脇から・・・
あろうはずのないパワーに押されるように、
潜在している自分の中の何かが引き出される興奮を感じた。

ハーモニー・・・
調和・・・
歌声だけにとどまることではない。
人間関係にも、自然環境にも、学問にも、文化にも
見渡せば、いくらでも第三第四の声を響かすことのできる
ハーモニーはころがっているはずなのだ。

ただし、心を合わせるというチューニングが必要なのだが。