値上げに思う

去年の6月から線香業界は
値上げにつぐ値上げラッシュ。
2割り3割増しはあたりまえ。

理由は、小売店としては、理解している。

伽羅は、言うまでもなく、沈香のワシントン条約入り
老山白檀の高騰ダブル、トリプルパンチを浴びせられっぱなしの
原料急高騰は、線香業界を震え上がらせている。

仏像を彫るにも5寸以上の坐像は白檀では無理なのだ。
原木がない。
特に光背を作る幅広の白檀がまったく手に入らない。

そんな状況だったから、線香類の価格が改定されないはずはないだろうと
考えていた。

「よくやっていられましたね」とむしろ同情する。

けれど、うちは、足並みはそろえなかった。

何故?。

納得できなかったからに他ならない。

当店のように、香り用品を三本柱の一つに据えているような業態のお店の場合、
足並みをそろえないと言うことは、本当は死活問題なのだ。

ほとんど利益のないものを、有料の梱包材を使って
さらに、ネット販売の場合、
送料をお客様と折半しているような料金体系なので、その負担分も含め
下手をすると、売れば売るほど赤字になってしまう。

それでも上代価格を抑えてきたのは、
納得できなかったからなのだ。

お客様に対し、メーカーとしてどれだけ周知しているだろうか?
これは、小売店としても同じかもしれないが。

原料が高騰している事実を(材料は確かに高騰を続け
この一年でも2倍以上上がっているのだが)広告する努力もしないで
土壌が熟成することもないのに、種は蒔けないもの。

けれど、それをやっちゃった。

それに追随して量販店も、一部の大型店もかまわず値上げしてしまった。
でもこれでいいのかなあ…

どうしても納得できずいるうちに、
主力にしていたメーカーも4月に値上げしてしまった。

そろそろ考えないといけないか…

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