お盆近し

7月に入っても、
あまり実感の伴わないお盆月。

僕がこの仕事を始めた頃は、6月になれば、

どことなく、ざわざわしてきて、
お盆の到来を肌で感じたものだった。

だから、何の迷いもなく、それまでの
「ここ何屋さん?」と聞かれる不思議なお店、ワンダーショップから

誰が見ても迷うこともない、
「供養のお店」に大変身するのだった。

もっとも、当時は、仏壇が店の半分を占めていたから
自分が思うほど、ワンダーショップでもなかったかもしれない。

ところが、今は、
お盆の当月となっても、

ご供養の話がささやかれるのは、
3、4日前から
具体的には、ほおづき市がたってからなのだ。

「ほおづきは人の魂を現す」なんて考えて
買い求める方が、どれほどいらっしゃるか、わからないけれど

ほおづき市=四万六千日(本来は、ご縁日に市がたったが正解で
「=」ではないのだが)を境に、

浅草は、お盆ムード満タンになる。

モチベーション

時間の流れが早い。

あれこれ予定しているのに
何にも手付かぬまま、日が過ぎること、過ぎること。
このジレンマから脱出しないと…

しかし、体力が続かない。
四万六千日や花火大会など、夜の10時11時まで元旦など

中田の引退で「モチベーション」の言葉がよく取りざたされている。
「サッカー界ではよく使われている言葉です」って
アナウンスされていたけれど、そうだったかなあ。

モチベーションはどんな分野でも大切なことでしょ。
「やる気を起こさせる内的な心の動き」
Hatena diaryの解説である。
「意欲の源(みなもと)になる「動機」のことです」
三省堂ワードワイズの解説である。

動機一つで、結果に影響する。天地の差が出る。

モチベーションには5段階あるとか 。

戦後の食べられさえすればという、自己生存の動機というレベルから
中田にみられるように自己実現への欲求の段階まであるそうな。
(我が家は、子らをたべさせなあかんから、第一段階だ)

商売をしていて、仏壇屋が物を並べていて
簡単に食べていける時代ではなくなった。
このことは、痛く感じる。

密教法具や経典、経典解説書、写経等々関心を持たれるお客様が
すこぶる多くなったこの現実。

考えるまでもなく、数字は語っている。
このことは、自分なりにも肌で感じさせてもらえる。

「モチベーション」を調べているうちに
面白いサイトに出会った。
http://www.kokken.go.jp/public/gairaigo/Teian1_4/iikaego.html
国立国語研究所「外来語」委員会の書替え語提案。

最近カタカナ語、多すぎるものね。
知らんけれど何となく使っている言葉って多い。

また後で読んでみよう。

また寄り道が増えてしまいそうだ。

オーダーで思い出すこと

オーダーのご依頼が多くて、お客様にご迷惑をおかけしている。
たいへん心苦しい。

創作は、もともと好きなので、いつもぞくぞくするくらい楽しい。

自分流は、納得しないと、即、やり直ししてしまうものだから
待たされる側はたまったものではないだろうなあ…といつも思う。

お客様側から見れば、ただ、時間ばかりの経過が目立つことだろう
と、心が痛い。

昔、趣味の自転車で、
あきれるほどフレームをオーダーしては、散財していた。

ある日、憧れだった日本一と言われる職人集団に
清水の舞台から飛び降りて、注文をおこした。

夢を描きながら、何度も何度も設計しなおした。

シートチューブが何mm、トップチューブが何mm、角度が何度 etc
と、自分の特殊な体形似合わせ、細かく細かく指定しお願いした。
一言もなく受け取った。

仕上がりの予定を聞いて唖然とした。

「1年は、お待ちくださいね」と鼻からくじかれた。
そう…まあ、納得のいくものが欲しいから、どうぞよろしくと頭を下げた。
1年、ワクワクしながら待った。

予定日が過ぎ、1ヶ月が過ぎ、3ヶ月が過ぎ、半年が過ぎ
少し記憶から薄れていた。
ワクワク感はどこかに行ってしまっていた。

ついに連絡する。
「どうなっていますか」
「あ、できていますよ」
あまりにもあっけなく完成の返事だったので、拍子抜けをした。

フレームの完成までにと、関東一円をたずね歩き、
集めたオールドパーツを
組み立ててみると、とんでもない事実と直面するのだった。

なに!
ペダルが前輪と接触する…

スポーツ車には、当たり前のトークリップと言う金具が付属する。
なんとそれが、前輪の泥除けとぶつかるのだ。

試しに試運転をしてみると、みごとにカーブに差しかかると
足をとられ、こけた。何度もこけるのである。

ワクワク感どころの話ではなかった。
1年半以上待ったあげく、半年分の給料が飛んでいく…のである。

日本一の職人なら、なんで一言、言ってくれぬのか…
ふっと心をよぎった。

お客様からクレームをいただくときは、
いつもこの昔話を思い出してしまう。

ちゃんと職人としての義務を果たしただろうか…
やれることは、なかったのだろうか。

しまった!

昨日、横浜から寄ってくださったS氏の情報から
二天門近くの産業会館に、大阪の自転車パーツ業者の
展示即売会があることを耳にしたばかりに、

いてもたってもおられず、店の混まない時間に、
ちょこっと、
ほんのちょっとだけ、顔を出してみた。

30年も前の愛車を、レストア中のため、自転車パーツと聞けば、
何でも欲しい状態ではあるのだが、

「市価よりぐんと安いよ」などぞと聞けば、
どんな諸兄でも、気が動くのではなかろうか。

ここは、わが仏壇業界もよく使う会場だけに
眼をつむっても行けるほど、慣れ親しんだ会場。

比較的広いフロアーを、1社で使うほどパーツが出ているの?
と掘り出し物なかなり期待をこめ、
しかし、「ちょこっと」だけ足を伸ばした。

日曜日は人が多いとしても、やけに多い人並みを縫って
会場まで走っていく。

できればホイールなど大きいものを考えていたが、
見ると、ラジアル組みや、8段や9段のフリー付きだの
見たこともないパーツの山、

30年近くレースの世界から遠ざかっている間に

全く違ったものに進化してしまった自転車たち。

まるで無機質な機械部品。
(元来無機質で正解なのだが、昔の部品は、人間味があったのだ)

未来的といえば未来的なのかも知れないが、
ちょっと幻滅を覚える。

ちょこっと見て帰るつもりが、むしろ、
恐れをなして…というより辟易して、
逃げ帰る格好で会場を後にした。

帰るついでに浅草寺に顔を出す。

しかし、
動けない。

境内に入ろうとしたとたん、固まった。
ほおずき市だ。

そう。
今日は、「4万6千日」だったのだ。
すっかり忘れていた。

月初めには、予定していたのに…
すっかり、記憶装置から抜け落ちていた。

どうりで人が多いわけだよ…
示現会と4万6千日

好きな縁日だったのに、すっかり記憶になかった。
さあどうなることやら・・・

どうする西海。


境内は、人、人、人であふれかえっていた。

めだかファンの会

はすちゃん+めだかの兄弟のその後は・・・


元気いっぱいです。

フラフラなのは、飼い主のみ。

住まいのマンションの理事会の為に、早々に店を閉め、
眠い目をこすりながら参加するも、
目を開けているのがやっとの状態だった。

小一時間で終了した会を辞そうとするも、
役員の一人に呼び止められて、雑談になる。

「そういえば…」と、お店でめだかを飼いはじめた話をすると、
熱のこもった返答がかえってきた。
狭い部屋に3人もめだかファンが集まった形となった。

めだかの話となるや、
延々と夜中まで、熱い熱い論議が取り交わされる事となった。

まさか、こんな近くに熱く語れる同じ趣味人に会えるとはね。
思いがけないことだった。

一人は、

わざわざ、自分の階まで水槽を取りに行き、披露してくれた。
稚魚槽のようだ。


よく見えないけれど、ボウフラみたいに小さい白めだかの稚魚が、
元気よく泳いでいる。

この飼い主宅には、黒めだかもごまんといるらしい…

これほど、めだかに種類があろうとは思いもよらぬことだった。
ネットで検索していると、めだか本舗なるサイトも発見して
しばらく眺めてしまう。

めだかの全国組織もあったりと、

水蓮ちゃんの水質管理の番人程度に考えていた、メダカ君たちだったが、
どうやら、深いお付き合いになりそうな予感がしてきた。

30年近くお付き合いしている、横浜のお得意様のSさんが
「近くで展示会があったから」とひょっこり訪ねてくださった。
これまた同じ自転車の趣味人ときたものだから、

今日は、どうにも仕事にならなかった・・・

ずいぶん、できたぞ。新交通システム。

ユリカモメと同じ新交通システムが日暮里にできる。

足立区のドイトに行くたびに、何だろう、なんだろうと
いつも首をかしげていた。

新交通とわかったのは数年前。

でも、いつまでたってもピアーの工事ばかり、
桁がつながらないねーと思っていた。

それが来年19年に開通と聞いてからは、
あれよあれよというまに、ドーンとつながってしまった。

最後の難関だったろう、荒川をまたぐこの区間は、
きゃしゃな造りの他区間と違い、どの区間にも増して
頑強なつくりになっているように見える。
なかなかきれいなカーブと独特な構造で美しい。

来年が楽しみと思いつつも…
でも営業車両には、車掌を乗せてよね。
(運転手はいらないのだろうから)

スローライフには、サービスの低下は、
含まれていないはずですよね。

いつもすいません。

大切にしていらしたお菓子を横取りしてしまった。
(booよ、意地汚いぞ…)と心は叫べど、間髪いれず
両手は、前に突き出していた。ちょうだい。

心と体が違う行動を取るのでありました。


おいしそうでしょ。
キュービックのマシュマロなのです。

甘すぎず、「パティシエの創るマシュマロはちゃうなー」なんて
解ったような言葉を発しながら、50男の食べる姿は、
他には見せられないね。実際。

手前の丸いのはサッカーボールのチョコでした。

ジャンヌトロワって…ケーキもいろいろあるんだ…
文京区は、いろいろあるねーなんて、もう足が向こうとしているのだから…

「明日、誕生日なんです」って。
じゃあ、booの誕生日には、プレゼントしないとね^^

目、目、目が 出たの?


この場合、「芽・芽・芽が出たの」だよね。
(しかも、これは葉っぱ。)
擬人化が相当進んでしまっているようだ。
危ない危なくないは別にして、かわいい。
ときどき猫が覗きに来るので、要注意。

両名とも(蓮ちゃんとめだか君)
うちの水に慣れてくれたようだ。

めだかも元気だし。
今日も頑張るか。

「めだかの名前」いいのないかなあ・・・ふと、独り言。

雨ニモマケズ

雨だろうが、雪だろうが、日照りだろうが
店頭でずっと手を合わせて待っています。

一日降ったり止んだり。
けれど、お盆の準備のために買い求められるお客様には、
店がすいていて丁度良いようだ。痛し痒しか?

進物のお線香が増えたので、おのし書きが極端に多い。
合間を縫いながら、念珠のお直しをする。

だ・か・ら、進まないったら…

腕輪の簡単な直しですら、中座、中座で後回しになる。
「5分でできますよ。ちょっと待って下さいね」
と言ってお預かりしながら、10分も15分もお待たせして
おまけに、糸が痛んですぐには直らないものだったりして…

「スイマセン、お預かり、一泊お願いします」となったりと
予想ができない展開になることもしばしば。

これは、また夜なべかな。