手元に国土地理院昭和49年版20万分の1地形図がある。
20万図といわれている地図だ。
区分けは「岐阜」
パソコン脇が彼の定席となっている。
頭がいっぱいいっぱいになってくると、
広げて道を追っているだけで、ぼくの頭をほぐしてくれる。
サイクリング、主にパスハンティングというジャンルで
全国の峠や温泉を巡っていた時の相棒の生き残りである。
几帳面に隅を裏返しに折りたたみ、地図どおしのつながりが取れるように、
山屋なら誰もがするであろう畳み方をしている。
黄ばんでいる角が時間の経過を感じさせられる。
いつでもスタンバイOKよ、といわんばかりに自己主張している。
何故この地図を買ったのか良く覚えていない。
赤線が、道路上に引かれていないから、
出番なく終わったのだろうことは、容易に察する。
多分、越前街道を走り金沢に抜けるか、九頭竜湖あたりか、
琵琶湖周辺を狙っていたのかもしれない。
改めて眺めていたら、関が原、長浜とNHK連ドラの舞台であったことに気付いた。
昔なら、一もニもなく、自転車担いで飛び出しただろう。
が、しかし、手かせ足かせが多すぎる。
今しばらくは、机上ツーリングとならざるを得ないだろう。
あ!体力は別問題です・・・